沖大でキャンパス集会 当局・機動隊と対決し学生との結合かちとる

週刊『前進』04頁(3295号03面04)(2023/05/22)


沖大でキャンパス集会
 当局・機動隊と対決し学生との結合かちとる

(写真 集会に警察権力を導入した沖大当局に怒り【12日 那覇市】)

 沖縄大学学生自治会は5月12日、沖大処分撤回・阻止集会をキャンパス中央で開催した。集会弾圧に来た職員と職員が呼び寄せた機動隊と対峙(たいじ)し、沖大生との合流をかちとって集会は大成功した。
 赤嶺知晃委員長への処分とウクライナ戦争に反対して行われた昨年10月21日の学内集会の開催を理由として、沖大当局は新たな処分を狙ってきた。5・12沖大処分撤回・阻止集会はこれに対する反撃として、沖大生の高揚をつくり出した。
 昼休み、沖大学生自治会と全国の学生は、入構を妨害する職員をものともせず、キャンパス中央に登場した。多くの学生が集まり、大注目のもとで集会を開催。沖大当局は大量の職員と警備員を動員して、「学外者は退去しなさい」と叫び、看板を持って取り囲んで集会破壊を狙った。
 しかし、赤嶺委員長は決然と集会の基調報告を行い、ウクライナ戦争下で山代寛学長体制が反戦運動つぶしを行っていることを弾劾し、再び沖縄戦を繰り返させない決意を語った。続いて、全学連の矢嶋尋副委員長が連帯アピールを行った。
 弾圧職員がいる中でも集会に多くの学生が手を振り、さらに、シュプレヒコールにこぶしを上げて応える学生も多く登場した。大学当局はたまらず、構内から集会を見ている学生を見つけては排除するというまったく許しがたい行動にも出てきた。
 結局、大学当局は恥知らずにも機動隊を呼び、集会参加者を排除する暴挙に出た。辺野古と同様、戦争に反対する勢力を警察権力を呼んで排除したのだ。山代学長体制の反動性はここに極まっている。
 今回の集会は、これまでになく多くの沖大生が注目し、呼応してくれた。山代学長体制に対する沖大生の怒りは高まっている。沖大当局の支配が破れ、沖大生との交流と結合が始まっている。
 集会の大成功から、巨大な反戦闘争の爆発をつくり出そう。学生の団結で山代学長体制を打倒しよう。
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