戦争反対!サミット粉砕! 激闘5日間7波のデモ 機動隊と激突市民も合流

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週刊『前進』04頁(3296号02面01)(2023/05/29)


戦争反対!サミット粉砕!
 激闘5日間7波のデモ
 機動隊と激突市民も合流

(写真 19日午前 G7首脳の平和公園訪問に怒りを燃やし弾劾デモ。全学連の矢嶋尋副委員長が指揮を執りスクラムを組んだ100人規模の白ヘル部隊が平和公園に向かう。機動隊の阻止戦と激突しながら戦闘的デモを貫徹した)

(写真 20日午後 中区大手町第二公園から原爆ドームに向かってデモ。先頭には被爆2世・広島の労働者市民が立ち、何重にも取り囲む機動隊の異様な規制をはね返し、ゼレンスキー来広を迎え撃った)

(写真 20日 宇品島のサミット会場に向かってデモ。ドラムのリズムで意気揚々と進む青年労働者と学生)

(写真 18日 全学連を中心に原爆ドーム前で平和公園と 原爆ドームの封鎖を弾劾。1時間にわたり阻止)

ドキュメント

 5月17〜21日、8・6ヒロシマ大行動と改憲・戦争阻止!大行進が主催し、広島市内で7波のデモを打ち抜いた。「戦争反対! サミット粉砕!」の大合唱が市内に響き渡り、機動隊の規制線をのりこえて多くの市民も合流。G7広島サミットを直撃した。
■17日 海外メディアが集まる中、原爆ドーム前で8・6ヒロシマ大行動が記者会見を開き、100人でデモ。機動隊はデモ隊の前後左右を取り囲み、大声で威嚇。サミット期間、終始この調子でデモを妨害し、闘争破壊を狙った。
■18日 正午から平和公園、原爆ドーム一帯が封鎖される予定だ。全学連を先頭に午前11時から原爆ドーム前に陣取り、実力抗議行動。正午を過ぎても1時間にわたって阻止し続けた。
 午後6時30分。250人が結集し、日米首脳会談粉砕のデモ。出発点から建物一つ隔てたホテルで戦争会議が開かれている。デモは岸田とバイデンを直撃。終盤、機動隊が突如デモ隊に襲いかかり、公務執行妨害をでっち上げ、全学連副委員長で広島大生の太田蒼真さんを狙い撃ち逮捕した。
■19日 サミット開会日の午前。雨をつき、G7首脳の平和公園訪問を弾劾し500人が実力デモ。機動隊と激突し平和公園から200㍍まで接近。G7首脳を直撃した。
 午後。600人が再び袋町公園に集まり、全国総決起集会とデモを貫徹。その後、太田さんが勾留されている広島中央署前に100人が押しかけ抗議と激励。
■20日 午前。国際反戦集会で被爆者・2世・3世による共同アピールを発出。集会後300人でデモ。宇品島のサミット会場に続く国道を進み3㌔まで迫る。
 午後。ゼレンスキーが来広。これを迎え撃ち、平和公園直近の公園から原爆ドーム前に向かってデモ。
■21日 「広島ビジョン」を徹底弾劾し袋町公園に結集しデモ。本通商店街で、機動隊が両側からデモを圧迫し、憎悪をむき出しに全学連を襲撃。多数の学生を引き倒し、2人の学生を逮捕した。赤嶺知晃委員長に対しては、黒人のジョージ・フロイド氏の虐殺と同じ手口で首をひざで押さえつけ、5人で暴行。だが市民が「撮ってるぞ!」など共に抗議の声を上げ、機動隊を撃退。その間、学生がマイクを死守し「弾圧やめろ!」と連呼。そして直ちにスクラムを組み隊列を立て直し、敢然とデモをやり抜いた。逮捕された1人は警察署で即釈放。体を張った闘いがサミットの正体を暴き、ヒロシマの怒りを解き放った。

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