三里塚耕作権裁判 NAAの文書隠し許すな 市東さん「絶対勝つ」

発行日:

週刊『前進』04頁(3305号04面04)(2023/08/02)


三里塚耕作権裁判
 NAAの文書隠し許すな
 市東さん「絶対勝つ」

(写真 農地死守! 反対同盟を先頭に、千葉地裁に向けて力強くデモ行進【7月24日 千葉市】)


 千葉地裁民事第2部(斎藤顕裁判長)で7月24日、市東孝雄さんの耕作権裁判が開かれた。開廷に先立ち三里塚芝山連合空港反対同盟は千葉市内をデモ行進し支援を訴えた。
 午前10時30分開廷。顧問弁護団は、空港公団(成田空港会社=NAAの前身)で用地買収交渉に当たっていた者たちの証人尋問を求めた。さらに南台の土地買収に関連する文書記録の提示を求めた。
 原告NAA代理人・上野至(元千葉地裁裁判官)はこれに「訴訟を遅延させる申し立てだ」と難くせをつけ、傍聴席から激しい弾劾を浴びた。文書隠しで訴訟進行を妨げているのはNAAだ。関連するすべての文書を提出し、元公団用地部職員らに証言させよ!
 NAAに文書提出を促すだけの裁判長に対し、弁護団は来年3月に人証調べ終了などという計画は認められないと釘を刺した。次回期日は9月25日。
 裁判後に開かれた報告集会で市東さんは、「私の営農の再建もおかげさまで順調に進んでいます。今後もみなさんの傍聴と有効なヤジの力で、絶対に勝とうと思います」と断言した。

このエントリーをはてなブックマークに追加