自治体労働者は反戦の先頭に 1・20広島デモに大結集しよう

週刊『前進』04頁(3327号02面03)(2024/01/15)


自治体労働者は反戦の先頭に
 1・20広島デモに大結集しよう


 世界戦争・核戦争か世界革命かをかけた2024年決戦に突入しました。自治体労働者は「連帯し、侵略を内乱へ」の闘いの先頭で総力決起しましょう。

被爆地ヒロシマが攻防の一大焦点に

 全国の自治体労働者は昨年5月G7広島サミット粉砕から8・6ヒロシマに至る渾身(こんしん)の闘いの先頭で情勢を切り開きました。11・19労働者集会の演壇を埋め、組合旗と「戦争反対で闘うぞ」と大書した横断幕を掲げて絶対反戦の決意を表明しました。
 24年も被爆地・広島が一大焦点です。ウクライナ戦争に続くアメリカ帝国主義=イスラエルによるガザ大虐殺、中国侵略戦争―世界戦争の進行に対し、パレスチナ人民の「10・7蜂起」に応え日帝打倒に立ち上がる時です。戦争協力に走る連合・自治労本部と対決し、広島市職、奈良市従の労働者を先頭に絶対反戦の旗頭となる労働組合の再生と飛躍へ全国で闘い抜きましょう。1・20広島集会&デモに大結集しましょう。

松井市長の「教育勅語」研修許すな

 岸田政権は軍事費2倍化へ突き進み、米軍と自衛隊は実戦的訓練を繰り返しています。12月22日には殺傷兵器の輸出解禁を閣議決定しました。米経由でウクライナ・イスラエルに殺人のためのミサイルや弾薬を送るのは参戦そのものです。
 G7広島サミットはウクライナへの軍事支援と核兵器の保有も使用も正当化する広島ビジョンを発表。広島市当局は昨年、平和教材から「はだしのゲン」や「第五福竜丸」の記述を削除し、今年の8・6反戦反核集会・デモへの妨害・弾圧をも策動しています。
 12月、松井一實市長が「教育勅語」を使って新任研修を行っていることが暴かれました。教育勅語とは天皇が「臣民」たる国民に「一身を捧げて皇室国家のために尽くせ」と説くものであり、自治体労働者の戦争動員と共に労働組合を完全に否定するものです。松井は批判を受けても今後も教育勅語を使うと居直りました。被爆地・広島から反戦反核の声を一掃し、職場から労働運動をつぶす戦争への動きを絶対に許すわけにはいきません。

「反核」降ろす一部幹部に広がる怒り

 昨年2月、自治労広島市職員労働組合の大会で、岸田・松井と自治労本部―県本部の意を受けた一部執行部は「反核・反原発」スローガンを降ろし、反対する副執行委員長の排除までしました。さらに自治労本部はその県本部委員長を中央本部副委員長に起用し反戦つぶしの意思をむき出しにしています。今や現場に怒りが燃え広がっています。
 自治体の労働組合が反戦を貫いて闘いの中心にすわるなら情勢全体を動かせます。絶対反戦で闘う労働組合を全国でよみがえらせましょう。1・20集会&デモに集まり、共に闘い抜きましょう。(全国労組交流センター自治体労働者部会)
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1・20自治体労働者集会
 1月20日(土)12時30分 アステールプラザ(広島市中区加古町4―17) 午後2時より広島市内をデモ
 主催/自治体労働者部会

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