動労総連合水戸が初のスト ワンマン運転・業務融合化絶対反対 水戸運輸区に抗議し市内デモ

週刊『前進』04頁(3338号02面03)(2024/04/01)


動労総連合水戸が初のスト
 ワンマン運転・業務融合化絶対反対
 水戸運輸区に抗議し市内デモ

(写真 誇りあふれるデモは、JRの鉄道切り捨てに怒る人民を勇気づけながら貫徹された【3月15日 水戸市】)

 3月15日、動労総連合水戸はワンマン運転・業務融合化・大合理化絶対反対の実力闘争に決起した。水戸運輸区で潮田秀徳組合員が午後0時9分〜翌日の午前9時47分までストライキに突入、同時に組合員を先頭に地域の仲間・共に闘う仲間が結集して水戸運輸区前での抗議行動に立ち、水戸市内デモを貫徹。昨年3月8日に動労総連合水戸を結成して以来、初のストライキ闘争となった。
 抗議行動の冒頭、石井真一書記長が「JRは鉄道業務を公然と投げ捨てようとしている。その姿勢が端的に示されているのがローカル線廃止攻撃の激化だ」と語り、「業務融合化による統括センター化は、広大なエリアの中で『今日は運転士、明日は駅業務、その次はまた別の駅の業務』と会社が労働者をあらゆる仕事に使い回す。職名廃止はこのためだったとはっきりした。『物言わぬ労働者』にし、鉄道を崩壊させながら軍事輸送には協力させる。こういうやり方に徹底して闘いぬく」と今回の闘いの意義を訴えた。
 続いて照沼靖功委員長が、「事故を起こした福島第一原発の近くを通る常磐線の全線開通の時には、JRは『社会インフラを支える企業の責任』だと言った。だけど原発直近を通るいわき—原ノ町間でもワンマン運転を拡大し、ローカル線は切り捨て、千葉の京葉線快速は廃止。おかしいと思っているのは1人だけではないはずです。一緒に闘おう」と熱烈に闘いを呼びかけた。ストに入った潮田さんが「水戸運輸区も統括センターにされようとしている。黙っていていいのか!」と断固たる訴えを発し、さらに全組合員が怒りをたぎらせて次々に発言に立った。買い物で通りがかった市民が熱心に話を聞き、「JRのサービスはどんどん悪くなっている」と共感の声を上げた。
 茨城地域連帯労組、動労神奈川、婦人民主クラブ全国協議会、改憲・戦争阻止!大行進が連帯発言を行い、シュプレヒコールをJRにたたきつけた。
 そして、固めた団結でデモに出発。「ストライキ貫徹」の横断幕は市民の目を引き、通りがかった水戸市役所では手を振る職員も。闘いの声は響きわたり、闘争は成功をかちとった。
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