団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』04頁(3339号04面02)(2024/04/08)


団結ひろば 投稿コーナー

北海道で国際婦人デー闘争
 婦人民主クラブ全国協議会北海道・福祉労働者 MF

 「今こそ世界戦争をとめよう! 自国政府の戦争政策を阻もう! 医療・福祉を切り捨てて軍拡するな! 奪われた生活をとりもどそう!」----婦民北海道の呼びかけで札幌駅南口広場で街宣を行いました。
 この情勢で戦争に関係のない生活なんてありません。軍事優先で全てが進められようとしている中、職場をはじめ皆が怒り心頭です。国鉄全国運動、合同労組、パレスチナ支援、関生支援、労組交流センター、あらゆる労働者が絶対戦争反対でつながっていこうと発言しました。
 近くの集会場に移りこの間の報告を行いました。社会保障制度の解体、介護現場の労働強化と雇用破壊の現実が社会問題となっている。福祉事業所が閉鎖や縮小を余儀なくされ、ウクライナ戦争後の物価高騰、さらに2024年度の医療・介護・障害福祉報酬のトリプル改定で拍車がかかり、ぎりぎり成り立っていた過疎地域などで完全な介護崩壊となり、間違いなく小規模の訪問介護事業所などの閉鎖が続く。このまま黙っているわけにはいかない。
 反戦でつながった福祉事業所や車イスの仲間、タクシー労組、沖縄、自治体労働者、関生支援、星野闘争、地方自治分権、ライドシェア問題、JRやバスの廃線・減便など、自分の職場や生活、それぞれの闘いを話し討論しました。世界各地や日本で、職場の攻撃をはねかえしスト・デモが起きている。弾圧をはねかえし、今までつちかった労働者の反戦魂(たましい)を発揮して広げていこう!

神奈川で反戦春闘集会・デモ
 神奈川労働組合交流センター事務局 A

 3月17日、横浜市で神奈川労組交流センター主催の春闘集会を行いました。
 西田貴広代表が開会あいさつに立ち、「いま政治も経済も戦争に向かっている。この中で労働組合の闘いは決定的です。戦争に反対するデモやストライキを闘える組織をつくろう」と訴え、8・6暴処法弾圧への反撃を呼びかけました。
 基調講演を事務局次長の二本柳実さんが行い、経団連・経労委報告を批判しました。「政府・財界・連合が一体化した『賃上げの連呼』は中国侵略戦争の遂行に向けた『労働者総動員』攻撃」「連合は雇用のために軍需産業、戦争政策に協力している」と弾劾。「3労組の団結を軸に、新たな可能性をつかむストライキ闘争=実力闘争に立ち上がろう」と呼びかけました。
 特別報告として自治体労働者が「地方自治法改悪は、自治体が国の指示に従うことを義務とし、地方自治をぶっ壊す実質的な改憲攻撃。自治体労働者は職場から反戦闘争を巻き起こし、沖縄闘争と連帯して改悪案絶対反対で闘おう」と訴えました。
 特別報告の二つ目に、全港湾ストに連帯するため石垣島へ行った報告と、さらに自治体、郵政など各産別の労働者からの報告が行われ、集会後はデモに出発し、商店街を通り「戦争反対!」「賃金上げろ!」とアピールしました。
 戦争と関係のない職場はない。2024年を反戦一色の年になるように闘い、労組交流センターの会員拡大をめざす決意を固める春闘集会として勝ち取りました。

動労総連合水戸先頭に春闘
 茨城県労働組合交流センター N

 茨城の24春闘は、3月3日の春闘水戸総決起集会&デモに始まり、3月15日のJRダイヤ改悪反対ストライキ、パレスチナ反戦スタンディング闘争、3月23日の動労総連合水戸第2回定期大会など、連続闘争として労組交流センター、動労総連合水戸と全学連の仲間と共に勝ち取りました。
 3月3日、動労千葉の渡辺剛史書記長を招き、水戸市内で春闘総決起集会を開催しました。動労総連合水戸の組合員・家族、茨城連帯労組の仲間など30人が結集し、渡辺書記長の熱い提起に聞き入り、各職場の議論も重ねました。
 動労総連合水戸は苦難を乗り越えて新組合を結成し、1年で「組合情報」15号を発行し、門前でビラをまき闘争を貫徹しました。そして初めての春闘ダイ改反対ストは、県内の仲間をも勇気づける闘争でした。
 そして3月末につくば市内で、在日パレスチナ・ムスリム人民の呼びかけるガザ反戦スタンディングを50人で2時間闘い、イスラエル軍需企業の武器生産に使われるロボットを輸出しているファナック筑波支店への抗議スタンディングも共同闘争として闘いました。
 県内の仲間が南北それぞれ団結して闘い、互いにライバル(?)として挑発(笑)・成長し、触発され激励されながら勇気づけられる関係ができてきました。これは国際連帯闘争であり、労働者と学生の団結です。3月連続行動で生み出した地平で、4月から反戦行動と職場闘争にさらに取り組んでいきます。

高槻で8・6広島弾圧に反撃 
改憲・戦争阻止!大行進・北摂 S

 改憲・戦争阻止!大行進・北摂は3月23日、反戦反核運動つぶしの8・6広島弾圧を徹底的に弾劾する闘いとして、高槻市民反戦行動第3弾を30人の仲間の結集で勝ち取りました。
 でっち上げ逮捕された5人の仲間の一人は、大行進・北摂で反戦運動・労働運動の先頭に立ってきた青年です。今回の弾圧は私たちの反戦・反核運動を解体しようともくろんだ戦時型の大弾圧です。私たちは絶対に許しません。
 アピール集会では、大行進・北摂の村山裕子代表が基調報告を行い、「弾圧に負けず、さらなる反戦闘争の爆発で反撃しよう」と呼びかけました。
 リレートークで圧巻だったのは、行動の中心にいる高槻医療福祉労組・冨山玲子委員長の発言です。「中傷をはね返し、職場で真っ向から弾圧粉砕を訴え、署名運動を展開している。反戦春闘のスト権を圧倒的に確立した。4月ストを絶対に勝ち取る」と決意を述べました。
 関西生コン支部の武谷新吾副委員長は「今回の弾圧は反戦闘争つぶしだ」と断罪。高槻TYKの仲間も「工場潰しを許さず再建まで闘う。5人を絶対に奪還する」と決意表明し、高槻選挙闘争以来共に闘ってきた仲間や大行進・豊中も弾圧と戦争への怒りを訴え、集会後は雨の中を元気にデモ行進しました。
 今回の行動は、同日の京都・祝園弾薬庫包囲闘争と連帯して行われました。大阪万博が大阪港の軍事化と一体で進められ、日本全土が戦場になろうとしています。絶対に許せません。
 大行進・北摂は、8・6広島弾圧粉砕の一大反戦闘争をつくり出します。

「汚染水と言うな」決議弾劾
 3・11反原発福島行動実行委員会 安斎則夫

 福島県議会自民党は、文科省の放射線副読本を学校で活用することなどを国に求める意見書を2月定例会に提出した。意見書は日教組・教育研究全国集会で「汚染水の放出を強行」と表記したレポートが提出されたことを問題視し、「ALPS処理水を汚染水と言うな」というものだ。福島の怒りの圧殺と3・11反原発福島行動破壊を狙うものであり、8・6広島暴処法弾圧と一体の攻撃だ。3・11実行委は3月9日の朝刊で事態をつかむと、即座に福島駅頭に登場し、意見書弾劾のアピールを行った。意見書は商労文教委員会で審議され、18日に同委員会で、19日に本会議でそれぞれ採決された。
 3月11日、3・11反原発福島行動24は全国からの470人の結集で、福島の根底的怒りを中国侵略戦争に突き進む岸田政権にたたきつけ、世界戦争・核戦争阻止の新たな闘いの出発点をうち立てた。この地熱を受け3・11実行委は本会議採決日の19日、早朝から県庁舎前に布陣し「自民意見書を粉砕しよう」と声をかけ登庁する県職員に意見書弾劾のビラを配布した。注目度は抜群で300枚のビラを瞬く間にまききった。「ご苦労さま」という声もあった。自民県議は自身のブログでビラの写真入りで3・11実行委の行動を伝え打撃感をあらわにした。
 中国侵略戦争を決断した岸田政権が福島圧殺のために仕掛けてきたのが汚染水海洋放出の強行であり、それを全面的に進めよという意見書は、岸田政権の戦争国家化攻撃そのものだ。
 3・11実行委は、反戦闘争の爆発で岸田政権打倒に攻め上ることを宣言する。

さようなら原発集会で宣伝
 NAZEN 小松由和

 3月20日、東京・代々木公園において「さようなら原発全国集会」が行われました。参加者は6千人。NAZENは大行進と共同でブースを申し込み、「すべての原発なくせ」のNAZEN新署名と8・6広島暴処法弾圧反対の署名、東海第2原発再稼働反対の署名を集めビラまきなどの宣伝活動を行いました。
 ブースで「(暴処法について)そんな法律がいまだにあるんですか」と聞かれ、「そうなんです。暴処法は治安維持法とほぼ同時期にできたんです。実行行為がなくとも逮捕できるとされるとんでもない法律で、しかも通常より重く処罰されるんです」と返すと「知らなかった。とんでもないですね。署名します」と応じてくれました。
 公園の外でも署名集めを行い、3桁の署名が集まり、その他の署名もそれなりに集まりました。
 東海第2原発再稼働反対の署名はしたという方も多かったですが、「その隣から西に4㌔の海岸線には日本の原子力関連施設が集中していて、そこには防潮堤もない」ということを言うと、これも驚く人がたくさんいました。
 当日は全港湾をはじめ労組も多数参加し、鎌田慧さんら呼びかけ人の「原発廃炉へ」との力強い発言がありました。
 正午から冷たい風と雨の降る中で署名集めなどを仲間と貫徹しました。その後、雨も上がり渋谷の街をデモしました。悪天候の中でしたが充実感のある闘争でした。

軍事技術の研究機関に抗議
 改憲・戦争阻止!大行進徳島 米津健司

 改憲・戦争阻止!大行進徳島は3月13日、徳島県の軍事技術・軍事産業の推進に反対する請願行動を行いました。
 2月28日、8・6広島暴処法弾圧での5人逮捕と同じ日に、徳島の県立工業技術センターでは、DX加速化人材育成事業の中小企業向けセミナーが行われていました。講演したマークフォージド・ジャパンのパン社長は、金属3Dプリンターの市場規模は2030年代には13兆円になること、そして「軍事防衛、ここですね。これが最も大きなマーケットになっておりまして......」と軍事・航空宇宙部門で戦争特需になっていることを、県内の中小企業に伝えています。
 マークフォージド・ジャパンについては、昨年6月19日付沖縄タイムスで、防衛分野で3Dプリンターを納入していることが報じられています。最前線や補給基地で、米海兵隊が金属3Dプリンターを使って現場で修理部品を活用していること、F35戦闘機の部品を2~3時間で作成し正常に取り付けたこと、米原子力潜水艦ニューハンプシャーにも納入されたことが報じられています。パレスチナ、ウクライナでの無人機攻撃、戦車の修理など労働者民衆虐殺に直結する、まさに「死の商人」です。
 県立の研究機関がこのような軍事産業に加担すること、戦争特需を推奨することを黙って見ているわけにはいきません。技術系職員も、地方自治体労働者の仲間です。連合中央本部と一体化して戦争に屈服する自治労本部と真っ向から対決して、自国政府の戦争に反対しましょう。

須賀さんの命と健康を守れ
 迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧裁判元被告 板垣 宏

 3月26日、雷が鳴り、強雨が降りつける中、迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会は、腰椎(ようつい)症で苦しむ須賀武敏さんへの処遇の改善を求め、14人で横浜刑務所への申し入れ行動を行いました。
 まず、元被告の板垣が「本日の申し入れ行動の趣旨は、一点、須賀さんは腰椎症の悪化により、何よりも休養とリハビリを必要としている。現在、冬季処遇として行われている、工場作業終了後の居房での横臥(おうが=布団を敷き、毛布を掛けて横になることができる)措置を、4月以降の夏季処遇に変更になった後にも継続するように」と強く申し入れました。
 続いて、須賀さんの家族から「須賀は作業が終わるとぐったりして、冬季処遇ですぐ横になれるので助かっている。これは高齢者の皆が望んでいること。この措置は、刑務所所長の判断一つですぐにできることであり、新たに施設を作ったり、新たな予算を必要としたりすることもない。直ちに行ってほしい」と訴えました。さらに、かちとる会共同代表の藤井高弘さんらが、これまでの申し入れに全く回答がないことに怒りを表明し、書面での回答を強く要求しました。
 その後、参加者が次々と処遇の改善が急務であると横浜刑務所に要請し、この日の行動を終了しました。
 須賀さんの命と健康を守り、「何としても生き抜いて満期出獄を勝ちとる。外のみんなと革命的に合流する」との須賀さんの固い決意に応え、医療保障・リハビリなどの処遇改善を勝ち取っていきましょう。

3・11反原発福島行動に参加して

 広島と福島の怒りは一つだ
 全学連・広島 浜崎和海

 3・11反原発福島行動に参加しました。昨年の汚染水放出開始後、初めての福島闘争でした。福島現地で闘う農漁民・住民の方々が何人も発言され、私は「原発こそ福島の全ての苦しみの元凶」「汚染水と原発を止めなければならない」と確信を改めて深めました。
 ネットのみならず街頭でも「汚染水呼ばわりは福島差別だ」と批判してくる人はいますが、それは非科学的であるだけでなく実際に福島に住む人たち全員への侮辱です。国策、すなわち帝国主義戦争のための原発・核武装と、そのための弾圧・デマ・情報統制を打ち破る力は、福島に集った私たちにこそあります。
 8・6広島暴処法弾圧を打ち破ることが福島の集会発言でも最重要課題として提起されたことに、大きく勇気づけられました。会場で救援カンパもたくさんいただき、広島と福島の怒りを一つにし5人を必ず取り戻す決意を強めました。
 特別に印象深かったのは杉井吉彦医師による転向派への弾劾と決意表明です。私は広島に住んでいるのでこの党派闘争の実態を身近に感じ知ることができていなかった悔しさがあったのですが、それを払い去る圧倒的な総括でした。
 帝国主義を打倒する全社会的反戦運動の不可欠の重要戦線として反原発運動はありますし、裏切りを乗り越え今こそそれを大爆発させるチャンスであることをつかみました。
 広島から、1年生など初参加者を連れてくることができました。時代は確実に私たちの前進と勝利に向かっています。5人を取り戻し、戦争と原発をなくしましょう!

「汚染水を流すな」と叫んだ
 群馬 IT

 3月11日、反原発福島行動でのデモコール。「古里を返せ!」「農地を返せ!」「水を返せ!」「福島を返せ!」「国と東電、責任取れよ!」「原発、核武装、戦争の岸田を倒せ!」
 そして、「教育現場で汚染水と言わせるな、処理水と言わせろ」という意見書が県議会で真面目に議論されている街で、「汚染水を海に流すな」のプラカードを手に、「汚染水を海に流すな」のコールを叫んだ。
 「『汚染水』という言葉をタブーにはさせない。王様は裸だ!」と言った子どものように。汚染水だから流しちゃいけない。流させちゃだめだ。流すことを認めておいて「風評被害」なんて言っててはだめだ。再稼働しておいて「風評被害」だなんて言わせない。
 二人の子ども(中学生?)がデモの横で踊りながらついてきた。別れる時、その子たちが「ありがとう!」と手を振った。泣きそうになった。

このエントリーをはてなブックマークに追加