超低額賃金を弾劾 CTS本社に抗議行動

週刊『前進』04頁(3340号02面02)(2024/04/15)


超低額賃金を弾劾
 CTS本社に抗議行動

(写真 CTSの超低額賃金回答を徹底弾劾した【4月5日 千葉市】)

 動労千葉は4月5日、JR東日本の子会社の千葉鉄道サービス(CTS)本社への抗議行動に立った。CTSは2日、正社員は月給を3000円、契約社員は時給を30円引き上げるという超低額回答を出した。
 JR東日本は23年度、CTSへの業務委託費を5800万円も減額し、CTSも人件費を900万円削減した。JR東日本元会長の冨田哲郎を審議員会議長とする経団連は「労務費を含む適切な価格転嫁を推進する」と言うが、下請け会社の非正規職労働者を徹底的に搾取する構造は絶対に変えない。これが経団連の叫ぶ「賃上げ」の本質だ。
 抗議行動で渡辺剛史書記長が、JRが業務委託をやめたことを口実に上総一ノ宮の検査派出を廃止したCTSに憤りを表した。
 北村武執行委員が交渉報告を行い、この5年でCTSの契約社員の時給は60円上がっただけという事実を暴き、こうした形で業績回復を装うJRを弾劾した。 CTSの組合員が、インフレ下でこの低賃金では生きていけないと怒りを突き付け、各支部代表が決意を示し、関道利委員長が「矛盾の集中するCTSでこそ組織拡大を」と訴えた。
 動労千葉は3月15〜16日のストに続き、春闘後半戦でも自らの行動で資本に賃上げを迫る原則的な闘いを貫いて、戦時下の労組絶滅攻撃と対決した。
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