過労死生む社会変える 動労西日本 JRの戦争協力を弾劾
週刊『前進』04頁(3390号02面02)(2025/04/07)
過労死生む社会変える
動労西日本 JRの戦争協力を弾劾

(写真 全学連の仲間が決意表明【3月29日 高槻市】)
動労西日本の主催で3月29日、「過労死生み出す社会を変えよう集会」を大阪・高槻で勝ち取り、30人が結集しました。
5年前のこの日、動労西日本の組合員Aさんは過重労働による心臓発作のため34歳で亡くなりました。彼はJRの車両と駅の清掃を担当するグループ会社・JR西日本メンテックで働いていました。新大阪から高槻に異動させられ、折り返しの普通列車の清掃担当になった途端、半端じゃない重労働でくたくたに疲れ果て、異動から半年で過労死に至ったのです。
集会では私が基調報告を行い、「Aさんを変革を求めて闘い抜いた仲間として追悼し、帝国主義戦争と過労死を生み出す資本主義社会をひっくり返して変えよう」と提起しました。
3・26反戦春闘ストライキをやり抜いた動労西日本の仲間が次々にマイクを握り、芸備線廃止攻撃と全面対決して多くの広島市民やJR労働者と結びついたことを報告。自衛隊の統合作戦司令部設置と一体で、南西諸島に部隊や装備を運ぶ「海上輸送群」が海自の呉基地と阪神基地を拠点にしようとしていること、JRが「海田市統括駅」を発足させ、軍事輸送で米軍・自衛隊を支えようとしていることを弾劾しました。
全国水平同盟、関西青年労働者集会実行委員会や兵庫の仲間、全学連が決意を表明し、最後に「JRに過労死の責任をとらせるぞ」「米日帝の中国侵略戦争を阻止するぞ」とこぶしを挙げました。
(動労西日本・遠坂裕夫)
