団結ひろば 投稿コーナー

発行日:

週刊『前進』04頁(3393号04面05)(2025/04/28)


団結ひろば 投稿コーナー

対潜ヘリ墜落事故から1年
 改憲・戦争阻止!大行進徳島 仙田哲也

 海上自衛隊の対潜哨戒ヘリが昨年の4月20日に小笠原諸島の鳥島沖で起こした衝突墜落事故から1年です。4月18日、改憲・戦争阻止!大行進徳島の仲間が海上自衛隊小松島基地に抗議行動を行いました。折しも同じ日に、海自は海底から引き揚げた「遺体は搭乗の隊員6人」と発表しました。犠牲となった隊員のうち、残り1人は行方不明のままです。
 さらに、事故原因は「搭乗員の見張りが不十分だった」として、8人の搭乗員に責任を押し付けています。基地から1千㌔も離れた洋上で、夜間、警告灯もライトもオフにさせ、目視だけで「隠密作戦」を命令していました。台湾海峡での戦闘を想定した交戦訓練こそ、最大の事故原因です。
 搭乗員は、基地では「エース」とされているそうです。その隊員が墜落事故にあって、事故の原因まで責任を負わされる。かたや指揮官、幕僚、総司令官たる首相(当時岸田)は、まったく処罰もされない。「これは上の連中のための戦争なのだ」と、誰もが思わざるを得ない空気に覆われています。
 トランプの関税戦争で、労働者の政治意識も一気に高まり、中国侵略戦争反対の機運が激しく高まっています。高知空港には、米軍岩国基地のステルス戦闘機が3週間以上も居座っています。私たちも、沖縄を最前線にする戦争を絶対にさせない! 4・28沖縄デー全国統一行動の闘いと一体で取り組みます。

「前進」駅前街宣に熱い反響
 革共同神奈川県川崎地区委員会 上田 豊

 4月14日、川崎市内のJR溝ノ口駅前で、機関紙「前進」を販売する街頭宣伝を行いました。夕方の退勤時で駅前を行き交う人も多くなる中、「前進」のぼり2本と横断幕を出し、マイクでアピールすることで2時間で合計3部を売ることができました。
 「米日の中国侵略戦争阻止、トランプ・石破打倒」「闘うアジア、全世界の労働者と団結し、侵略を内乱へ」「労働者の実力闘争で帝国主義、スターリン主義を打倒しよう」と熱くアピールしました。
 するとまず、70代の男性が近づいてきて「『前進』か」「前進チャンネルを見ている。杉並区議の洞口さんがいい」と1部購入。今年社会人になったという男性は、「民主主義というが、今はおかしくなっているのでは」「『前進』、どこかで見たことあります」と買ってくれました。40代の外国人労働者は、まず「前進」を購入した上で、私たちのマイクアピールをずっと聞いていました。そしてアピールが終わった後、「前進」の新聞代を含め3千円のカンパをしてくれました。
 短時間の街宣行動でしたが、労働者が今の時代への危機感と闘いの展望、方針を求めていることを実感する街宣でした。さらに街頭を熱くし、6・14芝公園への決起を実現しよう。

反戦デモに青年が続々合流
 改憲・戦争阻止!大行進えひめ 日野 亮

 改憲・戦争阻止!大行進えひめは4月20日、「中国侵略戦争阻止!パレスチナ連帯!松山反戦デモ」を行いました。大行進香川の仲間も駆けつけ、30人を超える結集で勝ちとりました。デモに向け、街頭や職場、大学の入学式などでビラを配り、それを見て2人が新しく参加しました。4月に百万人署名運動愛媛連絡会が大行進えひめに合流しての初のデモとなりました。大行進えひめとしては5回目のデモですが、そのたびに新たな参加があり、「デモが人を組織する」ことを実感しています。
 デモ前のリレーアピールでは、愛媛県職員労働組合、不当解雇撤回を闘う女性の労働組合員、大行進香川など、参加者が次々と発言しました。近くで興味深く眺めていた10代の5人組の一人が「しゃべらせてほしい」とマイクを握りました。反戦の思いを訴えた後、戦争反対のコールを先導し、みんなが一斉に声をあげました。
 商店街のデモで、労働組合旗、伊方原発反対の横断幕、のぼり旗、プラカードを掲げ、「中国への戦争やめろ」「トランプ・石破を倒そう」「一緒にデモしよう」と元気よく沿道の人に訴えました。今年新規採用されたばかりの2人の青年労働者が途中からデモに加わり、「僕たちも戦争は嫌です」ときっぱりと発言しました。
 若者の意識変化を感じます。「戦争は本当に起きるのか?」という疑問が多くの中学生、高校生から出されます。彼らに戦争の足音が聞こえているのです。時代の要請を実感します。行動と連帯で戦争を止めましょう。

このエントリーをはてなブックマークに追加