8・15労働者市民のつどいへ 国益と排外への屈服打破し中国侵略戦争を止めよう!

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週刊『前進』04頁(3407号04面04)(2025/08/04)


8・15労働者市民のつどいへ
 国益と排外への屈服打破し中国侵略戦争を止めよう!


 「戦後80年----新たな戦時体制を撃破せよ! 8・15労働者市民のつどい」が、8月15日に開催される。
 ここ数年、米日帝国主義による中国侵略戦争の具体化が一直線に進められてきた。安保関連(戦争)法の整備=戦争体制の基盤形成、安保3文書策定、軍事費2倍化に向かう大軍拡、琉球弧でのミサイル基地増強、「台湾有事」を想定した大規模な軍事演習など、枚挙にいとまがない。
 トランプの政策に顕著に表現されているように、帝国主義体制の矛盾と危機が絶望的に噴出している。その突破のために帝国主義間争闘戦が激化し、戦後世界体制を米帝自ら破壊して世界核戦争に向かっている。その最大の焦点は、米日による中国の体制転覆までやむことのない中国侵略戦争である。
 中東でも、2023年のパレスチナ10・7蜂起に対し、イスラエルによるジェノサイドが激化している。イスラエル・イランの直接的軍事衝突と、米帝トランプによるイラン核施設に対する爆撃----長年にわたる帝国主義の支配体制は崩壊状況に陥っている。
 問われているのは、日本の労働者人民の反戦闘争の実力的・内乱的爆発だ。中国・朝鮮―アジアへの再びの侵略を許すのか、沖縄を再び戦場にするのか、文字通り「血債」のかかった闘いだ。中国侵略戦争を、私たち日本の労働者人民が血を流しても止められるのか、歴史的・階級的問いが突きつけられている。
 「8・15労働者市民のつどい」は1995年=戦後50年の集会スタートから、「憲法は国益と排外に屈するのか」をサブスローガンとして掲げてきた。しかし、いま問われているのは、私たち自身が具体的に国益と排外に屈するのか、それを断固として打ち破るかである。
 先の参院選では、あらゆる勢力が「国益を守れ」という大合唱を行い、外国人に対する差別・排外主義を垂れ流した。投票という形ではあれ、外国人排斥の主張に膨大な民衆がからめとられたのも事実だ。しかし、その思いの底流にあるのは社会への怒りであり、不満であり、不安だ。一方で多くの青年がこうした扇動への抗議行動に立ち上がっており、7・19新宿反戦集会&デモはその一つの結実だ。いま求められているのは、日帝を打倒する反戦闘争=中国侵略戦争阻止への決起を訴える鮮烈な政治主張である。
 春~夏の闘いで明確にされたのは、女性解放闘争の理論と実践を軸に据えることで、広範な女性・学生・青年を組織することのできる強力で強靭(きょうじん)な反戦闘争が生み出されることだ。「戦後80年―慰霊の旅」と称して、戦争体制構築の心棒として天皇がうごめいている。天皇制打倒の闘いもまた、アジア民衆や日本の被差別人民への血債のかかった闘いだ。
 8・15労働者市民のつどいに結集してデモを闘い、既成政治勢力の破産と屈服を打ち破る荒々しい反戦闘争を切り開こう!
(実行委員会事務局・北島邦彦)

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戦後80年----新たな戦時体制を撃破せよ!
中国侵略戦争を止めよう トランプ・石破を倒せ
私たちは国益と排外に屈しない!
8・15労働者市民のつどい
 8月15日(金)午後2時 牛込箪笥(たんす)区民ホール 集会後、デモ (参加費1000円)
 主催 8・15労働者市民のつどい実行委員会

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