動労千葉の決断に応え 支援する会が定期総会

週刊『前進』04頁(3409号03面04)(2025/08/18)


動労千葉の決断に応え
 支援する会が定期総会


 動労千葉を支援する会は7月27日、DC会館で2025年度定期総会を開いた。山本弘行事務局長が主催者あいさつで、国鉄解雇撤回へ9月19日の控訴審裁判への大結集と、東京高裁宛て署名を広げる統一行動を呼びかけた。また、排外主義を打ち破るのは労働者国際連帯だと強調した。
 運動方針を織田陽介事務局次長が提案し、11・2労働者集会を呼びかけた動労千葉の決断に、支援する会は全力で応えようと訴えた。また、9月19日の裁判を11・2集会の前哨戦として闘おうと強調した。労組つぶしの不当労働行為を強行しつつ、裁判では偽証を重ねてその事実を隠してきたJRを、裁判所が「時効」で免罪することなど許せない。JRの「労組なき社会」化攻撃や人事・賃金制度の抜本改悪と対決する動労千葉を支えようと織田事務局次長は力説した。
 動労千葉の関道利委員長が提起に立ち、「参院選で明らかになったのは労働者にとって投票するに値する政党は一つも存在しない現実だ」と指摘し、「だからこそ11月集会を呼びかけた」と発言した。また、「スキマバイト」で雇われた労働者が幕張車両センターで熱中症により亡くなった労災事故に触れ、業務がCTS(千葉鉄道サービス)から孫請け、ひ孫請け会社に外注化されていることが、この事態をもたらしたと怒りをあらわにした。
 闘争が重なり総会に参加できない新潟の会員のメッセージが紹介され、物販や署名を訴え計画的に労組訪問を続けている取り組みを皆で共有した。討論では、かつての10万筆署名運動を思い返して奮闘するという意気込みが語られた。署名の拡大には組織性と継続性が大切だという意見が出された。木更津の会員と「久留里線と地域を守る会」は、久留里線の廃線を阻止する決意を示した。
 神奈川の運営委員が討論をまとめ、署名や物販の訴えに対する地域の労組の反応は好転しつつあると報告し、物販を土台に11・2集会へ粘り強く組織し大結集を実現しようと訴えた。
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