ガザ虐殺を許すな!中国侵略戦争阻止! 首都揺るがす10・5デモへ 戦争と排外主義を競う自民総裁選反動うち砕け
ガザ虐殺を許すな!中国侵略戦争阻止!
首都揺るがす10・5デモへ
戦争と排外主義を競う自民総裁選反動うち砕け
9月19日、国鉄1047名解雇撤回の第1回控訴審闘争に全国から240人が結集し、結審を阻止する大勝利をかちとった。10・5首都反戦大デモ―11・2全国労働者集会総決起への号砲が撃ち鳴らされた。アメリカ帝国主義=イスラエルによる最凶悪のガザ大虐殺が強行されている。米帝が中国侵略戦争に突入し、第3次世界大戦の導火線に火をつけ、日本帝国主義が参戦しようとしている。戦争する以外になくなった帝国主義を打倒するのか否かの歴史的決戦に入った。闘う被抑圧民族人民と連帯し、中国侵略戦争阻止・日帝打倒へ労働者人民の怒りで首都を揺るがす10・5反戦大デモへの渾身(こんしん)の決起を訴える!
ジェノサイドに怒りを!
米帝の容認のもと、ガザ市への地上侵攻を開始したイスラエル軍は、昼夜を問わず空爆と砲撃で病院や住宅街など数百カ所を攻撃し、数十万人が残るガザ市を包囲した。まさに今、われわれの眼前でジェノサイドが繰り広げられているのだ。ガザ全域の占領を狙うイスラエルは「(ガザは)不動産の宝庫」(17日、スモトリッチ財務相)と言い米帝と土地分配の協議を進めている。イスラエルは「ハマス掃討」を掲げ飢えに苦しむ住民を全滅させる残虐無比の軍事作戦を展開している。日帝が中国侵略戦争で「匪賊(ひぞく)掃討」を掲げ地域・民衆を丸ごと壊滅させる「三光(殺し尽くし、焼き尽くし、奪い尽くす)作戦」と同じことが行われている。
国連で8割の国が「二国家解決」「パレスチナ国家承認」を支持したというが、帰還権も軍事権も外交権もなく、とうてい「パレスチナ国家」と呼べるものではない。何よりも現に進行しているイスラエルの圧倒的な軍事力による侵略と占領を前提に、パレスチナ人民を武装解除し民族解放闘争を根絶するものだ。
米帝がイスラエルをパレスチナ民族解放闘争の抹殺=中東軍事支配の要とし、帝国主義的植民地主義的政策の先兵にしていることが「パレスチナ問題」の一切の元凶だ。2023年10・7蜂起は、米帝の中国侵略戦争・世界戦争突入情勢下での米帝=イスラエルの侵略・支配・抑圧の極限的激化に対するパレスチナ人民の民族解放・革命戦争だ。今、労働者階級人民が取るべき立場は、闘うパレスチナ人民と連帯し、米帝―帝国主義の支配、侵略と抑圧の一切を根絶する世界革命に向かって猛然と闘うことだ。
日本の労働者階級人民には、米帝の「最大の同盟国」であり、ガザ大虐殺の共犯者である日帝を打倒する根底的決起が求められている。日帝・石破は23日の国連演説でガザ市侵攻を口先で「非難」しながら、米帝と共に「パレスチナ国家承認」すら拒否した。その同日にイスラエルのガザ虐殺を全面的に支える米帝トランプの血まみれの手を握り、「友情と信頼」に「謝意」を伝えているのだ! ガザ虐殺と中国侵略戦争・世界戦争に突き進む米日帝国主義の打倒へ、10・5に総決起しよう。イタリアではパレスチナ連帯の怒りのゼネスト・デモが爆発している。これに続こう。
「世界大戦前夜」と対決し
世界は第3次世界大戦に向かって急加速している。戦争か革命か----万難を排し革命に立ち上がる時だ。
トランプは射殺された極右活動家カークを「自由のための殉教者」だとたたえて9月21日、ナチス張りのやり方で、政権挙げての追悼式を行い、「暴力の大半は左翼」「急進左派のネットワークを調査する」と左翼への憎悪をあおり立てている。大統領権力を握るトランプが、「MAGA(アメリカを再び偉大に)」派として結集する民間反革命と一体化し、その「党首」となって、「左翼根絶」「移民排斥」の扇動と襲撃を組織し「ファシズム的体制」に突き進んでいるのだ。「南北戦争時よりも内戦リスクが高い」(バーバラ・ウォルター米カリフォルニア大サンディエゴ校教授)と指摘されているとおり、米階級闘争は内戦化に向かい、米帝はかつてない国内外の危機と矛盾を激化させながら中国侵略戦争・世界戦争にのめり込んでいるのだ。
こうした中で、東欧諸国領空へのロシア軍の相次ぐ侵攻と北大西洋条約機構(NATO)の領空防衛支援強化でプーチン政権高官が「(NATOとは)戦争状態だ」という発言を繰り返すなど、「ヨーロッパ大戦」の現実性が日に日に増している。
日帝は底なしの政治危機の一方で、中国侵略戦争突入に向かって加速度的に準備を進めている。日米共同実動演習「レゾリュート・ドラゴン25」では自衛隊の参加人数は4年前の10倍、訓練施設も10倍の50カ所を動員し従来とは桁違いに踏み込んだ実戦さながらの訓練を行い、米海兵隊の対艦ミサイル発射装置「ネメシス」などをいつでも配備できる態勢を整えている。オーストラリア軍が初参加した日米豪共同実動訓練「オリエント・シールド」でも、自衛隊の統合作戦司令部に豪軍の連絡官を受け入れ、共同作戦レベルの連携に踏み込んでいる。
経団連名誉会長・榊原定征を座長とし巨大軍事企業・三菱重工の名誉顧問や自衛隊の前統合幕僚長や元防衛省幹部らが参加する「防衛力の抜本的強化に関する有識者会議」は19日に報告書をまとめ、軍事費の国内総生産(GDP)比2%からの引き上げを視野に、「制限を設けない」武器輸出や、継戦能力確保のための国営工廠(こうしょう)の導入などを提言し、敵基地攻撃能力を有するミサイル垂直発射装置(VLS)を搭載できるよう原子力潜水艦の保有も示唆した。あらゆる制約を取り払い国を挙げて戦時体制を構築せよと、日帝ブルジョアジーと軍部から激しい戦争衝動が噴き出しているのである。
闘う学生・女性の総決起を
大没落する米帝は、関税戦争をしかけ争闘戦を激化させながら、世界支配の再編をかけて中国侵略戦争・世界戦争に突き進んでいる。このことが全情勢を規定している。
日帝は帝国主義として延命するために全体重をかけて中国侵略戦争に突入している。自民党総裁選(10月4日投開票)は排外主義と戦争を扇動し、政界の反動的再編に向かうしかない。労働者階級人民を犠牲にし、中国―アジア人民を再び虐殺する戦争によってしか延命できない帝国主義を打倒する革命以外に労働者階級人民の生きる道はないのだ。今こそ中国侵略戦争阻止・日帝打倒へ労働者階級人民の総決起をつくりだそう。10・5全国闘争に大結集し、「連帯し、侵略を内乱へ」を貫く反戦大デモを巻き起こそう!
革共同第34回全国委員会総会(34全総)以来の革命的女性解放闘争を闘い抜く党への身を切る自己変革の闘いが、石田反革命をあぶりだし、35全総で打倒した。デマとペテンに満ちた9・21「弾劾声明」なるものは、女性差別・性暴力加害を居直り、35全総破壊・革共同破壊を組織した石田真弓を救済・擁護する極悪の声明だ。「石田を指導的役職から解任し自己批判に専念させる」という政治局の決定に従わず反革命蜂起に手を染めた石田を除名し、石田一派を革命党本部からたたき出したことはあまりにも当然だ。石田一派は、この階級的核心的事実を絶対に否定できない。
革共同は中国侵略戦争阻止の歴史的決戦を前に、革命党を内側から変質・破壊しようとする反革命を粉砕した。密集する反革命を粉砕する中に革命の前進はある。闘う青年・学生・女性を先頭に10・5反戦デモ―10・7イスラエル大使館闘争の大爆発をかちとろう!