10・5集会の各発言(要旨) 戦争と排外主義の高市倒せ
10・5集会の各発言(要旨)
戦争と排外主義の高市倒せ


基調報告
中国侵略戦争絶対阻止を
改憲・戦争阻止!大行進 事務局長 本山隆介さん
自民党の新総裁に極右の高市早苗が選出されました。政治支配の危機から、極右政権を生み出す以外になくなったのが今の日本帝国主義です。中国侵略戦争に突き進むのか、帝国主義を打倒するのか、階級闘争が問われています。
まず、大行進運動から脱落し運動の破壊者へと転落した石田グループを絶対に許さない! 自らの主体的総括と責任にかけて石田グループを打倒しなければなりません。大行進運動は、昨年末に関西の運動内での女性差別・性暴力の告発を受け、当該の決起とともに組織と運動の変革と飛躍を必死にかちとってきました。この全てを石田は裏切ったのです。
石田グループとの対決の中で、女性・青年を先頭に労働者が、実力闘争の中心部隊として登場してきました。石田グループと決別・対決して大行進運動に集う学生たちと共に、米日帝国主義による中国侵略戦争を阻止する反戦闘争の爆発をかちとりましょう。
帝国主義打倒へ!
本日の闘いから11月の過程は歴史を画する情勢となります。10月中に新たな米国家防衛戦略が策定されると言われています。その中で10月中旬には高市政権が登場し、10月27日にトランプが訪日して日米首脳会談が開かれる一連の過程は、中国侵略戦争―世界戦争情勢の一層の急加速に対する決戦になります。
最大の戦争放火者はアメリカ帝国主義です。基軸国・米帝自身が戦後体制の破壊者として登場していることは、ナチス登場を超えるすさまじい事態です。米帝は、中国スターリン主義をひっくり返す侵略戦争をやる以外にはなくなった。戦争の元凶=帝国主義を打倒する反戦闘争こそが求められています。
パレスチナと連帯
そして今日の闘いは10・7蜂起から2年です。トランプが主導したガザをめぐる「和平案」は、ガザの統治をトランプが議長を務める「平和協議会」が監督し、イスラエル軍が「ガザが安全になるまで」駐留し続けるものです。新たな軍事占領・植民地支配以外の何ものでもありません! 米帝を支え続け、イスラエル軍事企業との協力・連携に躍起になってきたのが日帝です。日帝を打倒することが日本の私たちのパレスチナ連帯闘争です。
8・6暴処法弾圧裁判での5人の仲間への求刑に対し、11月18日の判決を迎え撃ち勝利判決をかちとりましょう。三里塚闘争の勝利へ10・12全国集会に全力で結集しよう。何より、11・2労働者集会への大結集を絶対に実現しましょう。
8・6広島決戦、9・28横須賀闘争、9月の天皇長崎訪問弾劾闘争などの地平を一つの力にし、ヘルメット部隊のスクラムを先頭に首都を揺るがす戦闘的大デモをかちとりましょう。
女性差別に根底的怒りを
大行進東京/一陽会労働組合委員長 坪井 静さん
今日、私たちは、ガザ大虐殺許すな! 日米の中国侵略戦争阻止! 帝国主義打倒! 高市打倒! 石田反革命粉砕!の反戦デモで、パレスチナ連帯の声を渋谷の街にとどろかせましょう。
2023年の10・7パレスチナ蜂起は、アメリカの侵略戦争への突入過程でエスカレートした米帝とイスラエルによるパレスチナ抹殺、侵略と虐殺に対する、パレスチナ人民の生存をかけた蜂起であり、百パーセント正当な民族解放闘争です。この蜂起2周年を前に、パレスチナ人民を一人残らず抹殺する攻撃をしているのが、トランプとネタニヤフです。私たちはこれを絶対に許さず、帝国主義を打倒しなければなりません。パレスチナ解放なくして全人民の解放などあり得ないのです。
日本こそアメリカの最大の同盟国、パレスチナ虐殺の加担者であり、ますます中国侵略戦争にのめり込んでいます。南西諸島と九州へのミサイル配備や陸自第15旅団の師団化、中国侵略戦争に向けた実戦さながらの訓練が行われています。
そして、極右安倍派である高市の登場。高市は、女性が先頭に立ち、戦争をやろうとしているやつです。靖国を参拝し、女性差別の元凶である天皇制を崇拝する高市が「女性初の総理」などふざけるな!
いよいよ日本でも内乱的激突が始まるということです。日本の労働者階級の闘いが、世界戦争を阻止する重大な位置にあります。アジア唯一の帝国主義である日本帝国主義を打倒することが、私たち日本の労働者階級の使命です。本日のデモを、高市を迎え撃つ闘いとして打ち抜きましょう!
そして、大行進の闘いに背反した石田反革命を絶対に粉砕しましょう。資本主義社会の中ではびこる女性差別・性暴力は、当事者に寄り添うだけでは絶対になくなりません。決起できない当該以上に、まず自分自身が怒りを持つこと、今までの自身のあり方を全部払拭(ふっしょく)して、自分自身が生まれ変わること。声を上げられない女性がいるなら自分自身が立ち上がる。その姿を見せなければ、女性差別・性暴力を受けた当該が決起することなど絶対にできないからです。すべての逡巡(しゅんじゅん)を許さず、女性差別・性暴力に対する女性たちの根源的な怒りを呼び起こし、革命的女性解放闘争をさらに推進しよう。
労働者階級にこそ戦争を止め社会を変える力があることをストレートに呼びかけ、職場、街頭、キャンパスで組織、組織、組織し、11・2労働者集会の大結集をかちとりましょう。
荒々しく女性解放へ闘う
大行進関西 谷口恭子さん
私たちは昨年来、関西の地よりこの運動のあり方を根底から問い、変革を促す闘いを提起してきました。それから1年が経とうとしていますが、驚くほどの速さと激しさでそれは進んでいます。関西で当時、運動の指導的立場にいた仲間たちは全員打倒されました。しかし今、その多くは戦列に再獲得され、今この場に一緒にいます。
私は長らく、革命的女性解放闘争を目指してきました。女性解放闘争を抜きにしたプロレタリア革命、共産主義など私のもとには存在しません。私のこの革命的女性解放闘争を希求する闘い、思いは、仲間たちから繰り返し踏みにじられ、罵倒(ばとう)され、嘲笑の対象とされてきました。それでも私は、自らの解放、女性解放、全人間解放のプロレタリア革命をどうしてもあきらめることができませんでした。
昨年来の闘いによって、革命的女性解放闘争を求める私の闘いを罵倒し踏みにじる者どもこそが、革命への桎梏(しっこく)であり敵対者であることを暴き出し、位置づけることができるようになりました。
この革命的女性解放闘争の荒々しい進撃により、運動からずり落ち敵対者に転落する者が現れました。全学連から石田を頭目とする集団が、われわれの闘いの破壊者となって現れたのです。一夜にして闘いを裏切り、仲間を裏切り、帝国主義の側に寝返った石田を筆頭とする集団を絶対に許しません。石田一派徹底打倒の最先頭で闘い抜きます。
私たちはこの事態を、待ちに待った時代の到来であり、動と反動が逆巻く内乱の時代への突入だ、闘いの時代の開始を告げるゴングが打ち鳴らされたんだと、喜びをもって迎えています。喜びを禁じえません。
高市が自民党総裁に選出され、差別・排外主義がますますかまびすしくあおり立てられようとしています。そしてトランプの存在です。まさに私たちが望んだ戦争か革命かの時代の到来です。中国侵略戦争阻止の戦闘的な実力闘争、反戦闘争を組織しましょう。
全世界でガザ虐殺に反対して排外主義と対決する実力闘争、民間右翼、警察権力との体を張った闘いが展開されています。この闘いに続きましょう。帝国主義の侵略戦争を内乱に転化する、荒々しい革命的女性解放闘争を断固闘い抜きましょう。革命勝利までこの道を進みましょう!
石田グループを許さない
大行進関西 一ノ瀬 楓さん
まず、石田と石田を擁護している学生グループを絶対に許さない! 昨年11月、関西の運動内部で女性差別・性暴力事件が明らかになりました。被害当該が先頭に立ち、加害者とそれを隠蔽(いんぺい)してきた指導的立場であった人たちに対する徹底的な糾弾が開始されました。それと同時に、関西をはじめ全国の運動のあり方自身も問われてきました。関西では「連帯し、侵略を内乱へ」を闘う大行進への転換を大胆に進め、何より中国侵略戦争阻止をストレートに訴え、闘いを組織してきました。各地区大行進が大学情宣、地区集会など、青年・学生・女性の組織化に挑戦し、その先頭に青年・女性が立ってきました。
これまで共に闘ってきたはずの学生グループは、自らの闘いやわれわれが血と涙で切り開いた地平を完全に裏切り、敵対し、破壊しようとしているのです。断じて許すことはできない。われわれの闘いを絶対後退させない。私は全存在をかけ、革命的暴力でやつらと徹底的に闘う決意です。断固粉砕しようじゃありませんか!
昨日、自民党新総裁が高市に決まりました。これから一層、差別・排外主義が吹き荒れ、一つひとつの集会やデモ、街宣などで右翼との激突が当たり前になってくると思います。しかし、われわれは決して屈することなく旗を掲げ続け、「戦争絶対反対」「差別・排外主義を打ち破ろう」「自国政府打倒」の実力闘争を爆発させましょう。
中国侵略戦争を絶対に阻止する闘いは、差別・排外主義に立ち向かい、女性差別、障害者差別、部落差別をはじめあらゆる差別と対決する闘いです。帝国主義打倒のプロレタリア革命に全人民の未来があります。
10月11日、関西の地から革命的女性解放闘争の旗を打ち立てる「関西女性反戦集会」を行います。関西の女性差別・性暴力事件の被害当該らが先頭に立ち、真の革命的女性解放闘争を爆発させる出発点として断固かちとりたいと思います。
今日の実力デモから10・12三里塚闘争、11・2全国労働者総決起集会へ上り詰めましょう。トランプ打倒、自民党新総裁・高市打倒の実力闘争に青年・女性・学生を組織し、大爆発をかちとりたいと思います。共に闘いましょう!
最先頭でスクラムデモに
青年労働者/動労総連合水戸委員長 照沼靖功さん
青年労働者を代表して闘う決意を述べます。はじめに、大行進運動を共に闘ってきた指導部であった石田による女性差別・性加害を擁護して運動の破壊者に転落した石田グループを許さず、共に闘っていきます。
パレスチナ人民による10・7蜂起から2年、イスラエルによる大虐殺は日に日に激しさを増しています。そのイスラエルを最も強く支えているのが米帝です。2千ポンド爆弾などの極めて破壊力の高い兵器の供与、トランプによる民族抹殺・領土強奪と言えるような宣言----本当に許しがたいことです。米帝・トランプと共にイスラエルを支えているのは日帝です。反戦の声を高らかに上げて打倒することが求められています。
米日の共同軍事演習「レゾリュート・ドラゴン25」は、北海道から沖縄まで文字通り日本全土を戦場にするための演習でした。日帝が中国侵略戦争の最前線に立とうとしています。今行われようとしているのは「対中国戦争」ではなく、米日による「中国侵略戦争」です。帝国主義戦争によってしか延命できない日帝を打倒する以外に、生きる道はありません。
11・2集会の大結集をかちとりましょう。職場で、街頭で組織することの難しさは私もすごく実感しています。しかしそれをやり抜くことが、石田グループへの私たちの回答です。
今日のデモでは、私もヘルメットをかぶってスクラムの先頭に立ちます。共に闘いましょう!
階級社会廃絶する革命へ
首都圏・学生 鈴木 玲さん
学生を代表して決意表明を行います。まず全学連運動内部で性被害を生み出してしまったこと、そしてその加害当該・石田が自己批判を拒否し、被害当該を矢面に立たせながら学生をうそ・ごまかし・印象操作を利用しながらペテン的に組織した反革命的な石田グループを生み出してしまったことを、全ての労働者・学生人民に対しておわびします。石田グループの内実は「性被害の事実を加害者は認めているが、被害当該が告発を撤回しているのであれば処分は不当」というもので、このような当事者間解決の論理は、この社会における女性差別の本質を覆い隠すあり方です。絶対に許すことはできません。
革命的女性解放闘争を小ブル急進主義的なフェミニズム論に切り縮め、わい小化するあり方は断じて相いれない! 共産主義革命の内実とは、女性差別の元凶である階級社会・私有財産制、資本主義・帝国主義を打倒する闘いを通して「政治と暴力の奪還」をかちとることではありませんか!
世界はまさに第3次世界大戦へと急加速しています。没落し切った米帝を主体的・積極的に支える存在こそ日帝であり、自民党新総裁となった極右・高市です。日帝は排外主義宣伝で戦争をあおりながら、沖縄を焦点に軍事基地体制を強化し、自衛隊を侵略軍隊として強化しつつ、核武装をも視野に入れて突進しています。帝国主義打倒へ、労働者階級人民の総決起を共につくりだしましょう! 本日の闘争を戦闘的なデモで貫徹し、怒りをたたきつけていこうではありませんか!
11・2芝公園へ大結集を
動労千葉委員長 関 道利さん
9月19日の国鉄1047名解雇撤回の東京高裁第1回裁判には、全国から多くの仲間が集まってくれました。その力で1回結審の策動も打ち破りました。私たちはあと一歩で勝利をかちとるところまで来ています。これは労働運動をつぶして戦争へと突き進む国家権力を打ち破る闘いです。
先日、動労千葉は定期大会を開催し、新たな執行体制を確立しました。JRの大再編攻撃を外注化阻止闘争の強化で粉砕し、反戦を労働組合の第一の任務に掲げ、階級的労働運動の再生へ11・2労働者集会を闘う方針を確認しました。
世界はまさに激動情勢です。核心は日米が中国に対する侵略戦争に突き進んでいることです。10・7蜂起から2年の本集会は、パレスチナ連帯という意味でも決定的です。欧州で、アジアで、世界中で労働者が闘いに立ち、あらゆる国家がこれまでの支配が成り立たない危機に追い込まれています。誰より危機なのは日本です。新自由主義攻撃がもたらした社会の崩壊、激しい格差の拡大、物価上昇の一方、激しい大軍拡だけは進められ、対中国を想定した大軍事演習が次々に強行されています。高市が自民党新総裁となりましたが、高市はデマも含めておぞましい国家主義、排外主義扇動をした張本人です。
そういう時代だから労働者階級の闘う力、階級的労働運動をよみがえらせることが求められています。本日の集会とデモをやり抜き、11・2芝公園への大結集を実現しましょう。
沖縄からの訴え

沖縄の地から革命起こし戦争とめる
大行進沖縄/沖縄労働組合交流センター 松本未土さん
米帝が大没落し帝国主義の世界支配が崩壊している。その中でウクライナ戦争が継続され、パレスチナ人民の虐殺が今も行われている。こんなことはぶっ飛ばさなきゃいけない。何より帝国主義の延命のための中国侵略戦争を絶対に止めよう。この戦争は日帝が全面的に参戦し沖縄を戦場にしなければ決してできない戦争です。だったら沖縄の地から革命を起こし、この戦争を絶対に止めよう。これが沖縄の決意です。
この戦争を止めることが労働者の第一の任務です。闘うアジア人民・パレスチナ人民と連帯し、日本帝国主義の侵略戦争を内乱に転化せよ。全基地撤去・安保粉砕・日帝打倒! 高市を打倒しよう! 今日のデモでこの訴えを届けようではありませんか。
私たちは立て続けに起こる米兵による女性暴行事件に本当に怒っています。大行進は基地撤去の反戦闘争と女性解放闘争を一体で闘い、沖縄闘争に真に責任を取る運動体だと思って闘ってきました。ところが石田のようなやつが現れた。大行進沖縄の中からもそれにひっついていくやつが現れた。本当に悔しいし絶対に許せない。沖縄闘争の現場に絶対に足を踏み入れさせないし、沖縄闘争からたたき出します。本来の革命的女性解放闘争を自らの怒りとして貫き通します。
本日の実力デモを闘い抜き、11・2へ大結集しよう。沖縄―本土を貫く反戦闘争を大爆発させ、青年・学生・女性を組織し、共に進撃しましょう。
反戦こそが労働者の選ぶべき立場だ
青年労働者 梶原健太さん
右翼に負けないで大きな声でしゃべります。
情勢はますます中国侵略戦争に突き進んでいます。反戦運動をするかしないか、労働者の立場が問われる時代になっています。アメリカのトランプは国防総省の名称を戦争省に変えるように指示する大統領令に署名しました。これは明らかにまた戦争をする、戦争する準備が整っているということです。そして、日本がまた戦争をするということなのです。
これに対して大行進沖縄は、先月11日から25日まで行われていた中国侵略戦争のための軍事演習「レゾリュート・ドラゴン25」に対する反戦デモを闘い、また女性解放を訴えてきました。80年前、労働者人民は抑圧され動員されて戦争加担者となり、日本帝国主義はアジア人民2千万人を虐殺しました。今また米日帝が中国を挑発し中国侵略戦争を強行しようとしています。破綻した資本主義に労働者人民の命運を握らせてはなりません。帝国主義を打倒し、血債の思想をもって闘わなければなりません。そして何よりも、沖縄戦の教訓として「軍隊は人民を守らない」ことを強調したいと思います。
米兵による性暴力が多発しています。米軍や自衛隊の基地があるからこそ起きる問題をうやむやにしてはならないし、これと対峙することがわれわれ労働者人民の務めだと思います。
この反戦集会とデモを貫徹し勝利し、11月労働者集会へとつなげましょう。