団結ひろば 投稿コーナー
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訪韓で社会変革の意志実感
東京・青年労働者 西上 昇
11月に反戦闘争の一環として韓国を訪問しました。
初日には、仁川(インチョン)国際空港でハンガーストライキをしている空港労働者たちと出会いました。驚いたのは、空港の中に複数のテントを張り生活がなされていた点です。スト・デモが日常に溶け込んでいると感じました。その日の夜には、全泰壱(チョンテイル)の像がある橋で開催された非正規職労働者の前夜祭とデモに参加しました。デモが向かった世宗(セジョン)ホテル付近では、デモ隊の一部が窓ガラスにステッカーを貼り付けたり、警備隊とぶつかって圧倒するなど、訪韓した他のメンバーの「日本はおとなしい」という言葉がしっくりくる光景でした。
チョンテイル烈士精神継承全国労働者大会では、一帯を埋め尽くす参加者たちの姿に労働運動に対する熱意を感じるとともに、同じプラカードを持つことで強い一体感がありました。
一方で、韓国の仲間の「どれだけ人が多くとも、本気になれる人がいなければ意味がない。逆にどんなに少なくとも、本気で変えたいと思えば社会を変えることができる」という言葉が、今の自分にも鋭く突きつけられていると感じました。そして、日本でも韓国でも、根幹にあるのは自らの力で社会を変えようという労働者たちの強い意志だと実感しました。また、西大門(ソデムン)刑務所歴史館、安重根(アンジュングン)義士記念館、民主化運動記念館を回り、日本帝国主義がどれだけ悪逆非道な行いをしてきたのかを学びました。団結して帝国主義を打ち倒しましょう。
闘う民主労総の底力を見た
東京・青年労働者 大橋 良
訪韓闘争に参加し、民主労総の底力を見ました。
11月7日の集会・デモは前夜集会という位置づけでありながら、大規模実力闘争として展開されました。チョンテイル橋で集会を行い、ソウルの繁華街を席巻したデモ隊は、セジョンホテルに至りました。整理解雇と闘う労働者たちが警察の阻止柵を撤去し、弾圧と闘いながら警察と文字通り肉弾戦でぶつかり合う様を見て、この実力こそがユンソンニョルの軍事クーデターをはね返したのだという感慨がありました。
8日の本集会では民主労総30年を振り返る映像の上映、初代委員長の発言もありました。民主化以降に結成されたとはいえ民主化闘争を闘ったメンバーが多く、またそれ以降も資本・国家権力と闘う最前線に民主労総があり、闘争の歴史・総括の継承として感慨深いものでした。何車線もある道路の両側を埋め尽くして集会を行ったのち、広い道路の片側すべてを使い(日本では見たことがない)長蛇のデモが街を圧倒しました。
一方でこれほどの大きな規模がある民主労総で闘っている金属労組旭支会のチャホノさんが、今年初めて日本の11月労働者集会に来て、「動労千葉の呼びかけで全国から社会の根底的変革を目指して活動家が集まる集会であり、思っていたよりも大きなものを動労千葉が組織している」という感想を述べられていたと聞きました。我々の11月労働者集会は、組織化の課題がまだあるとはいえ、我々の目指す方向性、我々の路線の意義を正しく捉え、発展させていくことが問われていると実感しました。
名古屋で高市打倒掲げデモ
改憲・戦争阻止!大行進東海 上本龍一

第11波となる名古屋反戦デモを11月23日に行い、「米日の中国侵略戦争阻止! パレスチナ連帯」を掲げて、11・2全国労働者集会の力を大きく推し広げようと闘いぬきました。
前段集会では基調報告を大行進東海の青年労働者が行い、「高市の『存立危機事態宣言』を許すな!」と訴えました。アラブ未来協会の代表は「帝国主義の世界支配の核心部であるパレスチナ軍事支配との闘いは、世界史を塗り替える帝国主義(イスラエル)打倒の課題と展望を示している。ともに闘おう」と呼びかけました。
デモ隊は、「安保粉砕・高市打倒!」「侵略粉砕・高市打倒!」「占領反対・トランプ打倒!」「フリーフリー パレスタイン」「ストップストップ ジェノサイド」のコールを繰り返してアメリカ領事館に向かい、大きく手を振って応える名古屋駅前の人波と合流しました。
アメリカ領事館前では、帝国主義強盗どもの略奪や占領を激しく糾弾し、「労働者国際主義を貫いて自国帝国主義を打倒しよう」「連帯し、侵略を内乱へ」と、シュプレヒコールを力の限りあげました。
「愛国心の強制」「排外主義の鼓吹」は、不正義の侵略戦争に国民を駆り立てる帝国主義者の常套(じょうとう)手段です。戦争を実際に準備しているのは米日帝国主義です。
「挙国一致」を求める戦争国会、産業報国会などの国家総動員攻撃を切り裂く反戦デモ、反戦ストライキに立ち上がりましょう!