中国侵略戦争への改憲阻止 5月沖縄闘争から6・14総決起へ 式典粉砕集会基調報告

週刊『前進』04頁(3445号01面01)(2026/05/04)


中国侵略戦争への改憲阻止
 5月沖縄闘争から6・14総決起へ
 式典粉砕集会基調報告

(写真 洞口朋子杉並区議)


 中国侵略戦争に向かって開催された4・29「昭和100年記念式典」に対し、怒りに燃えた実力デモが闘い抜かれた。改憲・戦争阻止!大行進呼びかけ人の洞口朋子杉並区議が式典粉砕集会で行った基調報告を掲載します。闘う中国・アジア人民、イラン・中東人民と連帯し、5月沖縄闘争から6・14反戦闘争へ進撃しよう。(編集局)

日帝の戦争突入粉砕

 本日4月29日、戦犯=昭和天皇ヒロヒトの誕生日に合わせて開かれる「昭和100年記念式典」を絶対に認めることはできません! 天皇も出席し、高市が式典委員長となって開催されるこの式典は、一体何のための式典でしょうか?
 日本帝国主義の侵略と虐殺の歴史を隠蔽(いんぺい)し、居直り、美化し、天皇を前面に押し出し、いま再び公然たる侵略国家として登場して、中国侵略戦争に突っ込んでいくための戦争式典です。闘う中国・アジア人民と連帯し、怒りの闘いで粉砕しなければなりません。そして本日の集会にも、中国・アジア、イラン・中東の仲間たちが結集しています!
 本日の闘いは、高市の中国侵略戦争突進、改憲攻撃との真っ向対決です。高市は「来春までの改憲」を宣言し、殺傷兵器輸出の全面解禁を閣議決定し、「総合的な国力の強化」「新しい戦い方」「継戦能力・防衛産業基盤強化」をうたう安保3文書抜本改定の有識者会議を開始しました。敗戦帝国主義としての制約をあらゆる意味で打破し、戦争国家への全面的転換をやろうとしています。
 本日の闘いは何よりも、アメリカ帝国主義・トランプ政権が「石器時代に戻す」「文明を滅ぼす」「石油を奪う」などと公言したイラン侵略戦争、イラン人民虐殺が今まさに強行されている中で、日米安保=戦争同盟のもとで、日本(在日米軍基地)が最大の出撃拠点、参戦国となっていることに対し、実力で怒りをたたきつける闘いです。
 中東・ホルムズ海峡への自衛隊派遣を絶対に阻止しましょう! 日本は「中立国」でも「平和国家」でも何でもありません。中国・アジア侵略戦争・大虐殺の上に、アジア唯一の帝国主義としてのしあがった日本は、敗戦後も一貫してアメリカを基軸とした戦後世界体制の一角で帝国主義として延命してきました。そして今、米帝の世界支配をかけた中国侵略戦争を、「自らの戦争」「日本帝国主義の延命のための戦争」「自衛隊を侵略軍隊として最先頭に立たせる戦争」として決断し、全面的に突進しているのが日本帝国主義です。「昭和100年式典」への回答は、中国侵略戦争を阻止し、日帝・高市を打倒する巨大な反戦闘争をたたきつけることだ。式典粉砕の怒りのデモを闘おう。

侵略と虐殺の歴史

 「昭和100年」とは一体なんでしょうか? 
 それは、アジア2000万人を虐殺した侵略の歴史であり、朝鮮や台湾への侵略と植民地支配であり、そのためにアジアの女性たちを軍隊慰安婦として戦時性暴力で抑圧・蹂躙(じゅうりん)してきた歴史であり、そしてこの侵略の事実を戦後も一貫して開き直り続け帝国主義的支配を継続してきた歴史です。
 昭和天皇ヒロヒトのもと、日本軍は1931年9月の柳条湖事件で中国侵略戦争を拡大し、32年に「満州国」をでっち上げ、さらに37年7月の盧溝橋事件を契機に中国全土へ戦線を拡大しました。中国人民を虐殺し、家を焼き払い、金品・食料を奪い、女性を襲撃した「三光作戦」(殺し尽くし、焼き尽くし、奪い尽くす)をはじめ、残虐な侵略戦争をやり続けたのが日本帝国主義です。絶対に許すことはできません。
 すべてが「天皇の軍隊」のもとで行われました。侵略と虐殺の最大の責任者は天皇です。しかも天皇は、「国体(天皇制)護持」のための「捨て石」として沖縄を地獄の戦場とし、その後も降伏を引き延ばし、ヒロシマ・ナガサキへの原爆投下に行き着きました。
 侵略戦争の歴史を正当化し、再びの中国侵略戦争に全面的に踏みこもうとしている日帝支配階級・高市政権と天皇に対し、私たちは、煮えたぎる怒りを爆発させて闘わなければなりません。
 何よりも、日本帝国主義が膨大な数の人民に血を流させ、命を奪い、戦後においてなお侵略と抑圧を許してきた痛苦の歴史をとらえ返し、日本の労働者人民がアジア人民に負っている「血の債務」を見すえた時、この日本帝国主義を私たちが血を流して打倒し尽すことは絶対的課題です。
 闘う中国・アジア人民と連帯し、中国侵略戦争阻止・日帝打倒の巨万の闘いをつくり出そう。

沖縄の怒りと連帯し

 本日の闘いを「4・28沖縄デー闘争」として、沖縄の怒りと連帯して闘うことを訴えます。「昭和100年」とは、沖縄を踏みにじり続けてきた歴史でもあります。1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約と日米安保条約の発効をもって、「本土独立」と引き換えに沖縄は米軍下に売り渡されました。1972年のペテン的「返還」で「基地の島」として固定化・強化され、沖縄は日米安保の最大の実体として侵略拠点とされ、米軍による事件・事故が繰り返されてきました。
 そして今、日本列島―九州・沖縄―台湾―フィリピンにかけての「第1列島線」を主戦場に設定した米国家安全保障戦略(NSS)―米国家防衛戦略(NDS)のもとで、沖縄は中国侵略戦争の最前線として、全面的な軍事要塞(ようさい)化が進められています。
 5月沖縄闘争に大結集し、中国侵略戦争阻止の安保・沖縄闘争の大爆発を切り開こう!

帝国主義打倒へ闘う

 「昭和100年」に対する労働者階級の回答は、帝国主義を打倒することです。中国スターリン主義は、社会主義・共産主義を名乗りながら、アメリカ帝国主義打倒を絶対に呼びかけません。日本共産党も、「帝国主義を打倒しなくても議会の枠内で平和が実現可能」であると言っています。それが唯一の、現実的な選択肢であると思い込まされています。しかし、本当にそうでしょうか? 帝国主義を打倒することなしに、戦争・差別・抑圧をなくす道があるでしょうか? 帝国主義のもとでの中国侵略戦争―世界戦争の破滅の道を許すのか、この帝国主義の支配体制を労働者人民の闘いで打倒するのか、歴史選択をかけた決戦の時が来たのです。
 「昭和100年」とは、日帝の侵略と虐殺の歴史に対するアジア人民の不屈の民族解放・革命戦争の歴史であり、それに応えて資本主義・帝国主義擁護の「平和運動」を打破して日本階級闘争の戦闘的内乱的激闘を闘い抜いてきた歴史です。動労千葉や三里塚闘争をはじめ、改憲・戦争阻止!大行進運動にはその闘いの精神と蓄積が内在しています。6・14全国集会―首相官邸デモを巨万の反戦闘争へと発展させよう。

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