沖縄から中国侵略戦争阻止を 辺野古圧殺をはね返し新基地建設絶対阻もう

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週刊『前進』04頁(3447号02面03)(2026/05/18)


沖縄から中国侵略戦争阻止を
 辺野古圧殺をはね返し新基地建設絶対阻もう

(写真 改憲・戦争阻止!大行進沖縄が辺野古のキャンプ・シュワブゲート前の座り込みに参加し、ともに闘った【5月11日 沖縄県名護市】)


 「復帰」54年の5・15沖縄闘争は、アメリカ帝国主義が中国侵略戦争を開始した中で闘われる。日本列島―九州・沖縄―フィリピンを結ぶ第1列島線上の地域がその最前線に設定されている。日本帝国主義・高市政権らは、辺野古新基地建設阻止の闘いを圧殺し、沖縄の反戦反基地闘争の根絶へ全力を挙げている。不屈に闘う辺野古現地に結集し、この全反動を吹き飛ばし、新基地建設を絶対に阻もう。沖縄から中国侵略戦争阻止の反戦闘争を大爆発させよう!

5・15体制を撃つ不屈の実力闘争

 辺野古新基地建設阻止の闘いは、沖縄の侵略出撃拠点化を許さず、すべての基地を撤去していく闘いだ。1972年の5・15沖縄ペテン的「返還」から54年。「5・15体制」とは基地の固定化・強化以外の何ものでもなかった。96年の普天間基地返還合意から30年にして、米国防省が「普天間より長い滑走路を持つ那覇空港を使えなければ返還しない」こと、さらには、キャンプ・ハンセンとシュワブを結ぶ道路をつくり辺野古一帯を米海兵隊の一大拠点にするまで返還しないということを表明している。何が「基地の負担軽減」か! 負担軽減どころか、米帝のイラン侵略戦争に在沖米軍基地から米海兵隊や米空軍が派兵され、沖縄がイラン人民虐殺の出撃拠点になっている。絶対に許せない。
 1995年、少女暴行事件に抗議して全島10万人が決起し、「基地のない平和な沖縄を」と誓った。その決意は揺らぐことなく辺野古新基地建設阻止の闘いに貫かれている。辺野古の闘いは、沖縄の反戦反基地闘争の圧殺を狙った国家権力の不正義の限りを尽くした基地建設を、体を張って阻んできた。この不屈の実力闘争の中にこそ「5・15体制」を打ち砕き、戦争を阻止する力があるのだ。

中国人民と連帯し帝国主義を倒そう

 沖縄闘争こそ、米帝の中国侵略戦争を阻止する最前線の闘いである。沖縄から中国侵略戦争阻止の反戦闘争を巻き起こそう!
 日帝・高市政権は「安全保障環境の厳しさが増し、抑止力を高める」とか「中国の領海侵犯の頻度が高まっている」などと言い、自衛隊を大増強し沖縄―南西諸島の軍事要塞(ようさい)化を推し進め、軍事費の国内総生産(GDP)比5%化、長射程ミサイル配備、武器輸出全面解禁、安保3文書改定、スパイ防止法制定や改憲を宣言している。これらすべては、米帝が中国侵略戦争を開始している中で引き起こされていることだ。それは、戦後世界体制の基軸国から没落する米帝が、世界支配の再編・再確立をかけて、巨大化した中国スターリン主義体制の転覆を狙った侵略戦争だ。米帝は国家安全保障戦略(NSS)―国家防衛戦略(NDS)のもとで、中国が「絶対に統一を果たす」としている台湾を、「第1列島線に強力な拒否防衛体制を構築」して永久に奪い取ることによって中国を打倒する戦争を始めた。ベネズエラやイランへの侵略戦争も中南米や中東から中国の影響力を一掃するために強行されている。
 一方、中国スターリン主義・習近平政権は米帝打倒を絶対に呼びかけることはなく、体制的危機からの脱却をかけて米帝に対抗して戦争情勢を激化させている。
 米帝と中国スターリン主義の双方が末期的危機を深めて戦争以外に延命の道はなくなり、第1列島線を主戦場とする核戦争・世界戦争の危機を爆発させている。その最前線に立たされるのが沖縄にほかならない。日帝・高市は「台湾有事は存立危機事態」と発言し、帝国主義としての延命をかけて自らの戦争として中国侵略戦争に突入している。帝国主義とスターリン主義を打倒する以外に、この戦争を阻止する道はない。中国スターリン主義の圧制と、米帝・日帝の侵略戦争の攻撃に立ち向かう中国人民と連帯し、沖縄から中国侵略戦争阻止の反戦闘争を巻き起こし、日帝を打倒しなければならない。まさに日本の闘いは世界革命の焦点だ。

中国侵略戦争阻む最先端の沖縄闘争

 中国侵略戦争突入下で、米軍のみならず自衛隊が最前線で血を流して戦い、沖縄全体が戦場にたたき込まれようとしている。第1列島線下の沖縄の闘いは新たな段階に入った。
 離島を軍事拠点にしながら戦闘を展開する、米海兵隊の中国侵略戦争作戦「遠征前進基地作戦(EABO)」を遂行する態勢が急速に整えられている。5・15沖縄闘争が闘われるさなかにも17日から宮古島、石垣島、与那国島で陸上総隊と米海兵隊によるEABOの実動訓練が強行されようとしていることを絶対に許してはならない。与那国駐屯地への2030年度までの地対空ミサイル配備、長射程化を見据えた勝連駐屯地などの地対艦ミサイルの配備、26年度の陸上自衛隊第15旅団の師団化など自衛隊の侵略軍隊化が推し進められ、嘉手納基地の無人機拠点化、空港・港湾・道路の特定利用指定など沖縄丸ごとの軍事拠点化が進んでいる。沖縄は今や、米軍だけでなく再び侵略軍隊として登場しようとしている自衛隊の拠点ともされているのだ。
 だからこそ、この基地を粉砕する沖縄の闘いは中国侵略戦争を阻止する最先端の闘いだ。

全基地撤去、安保粉砕・日帝打倒へ

 かつて日帝は中国―アジア侵略戦争でアジア人民2千万人を虐殺した。その帰結として沖縄戦があった。しかし日帝は戦後、沖縄をさらに犠牲にして、日米安保体制を通して帝国主義として延命してきた。安保体制のもと米帝の世界支配の一翼を担い、在日米軍基地が侵略出撃拠点となってきた。そして今、侵略の歴史を居直り侵略帝国主義へと大転換し中国侵略戦争に突進している。沖縄戦を二度と繰り返さない闘いは、何よりも闘う中国―アジア人民と連帯し、日帝を今度こそ打倒する闘いだ。
 何よりも、基地と軍隊による事件・事故・性暴力が繰り返され、沖縄を犠牲にすることを前提とする安保がなければ成り立たない日帝国家など打倒あるのみだ。安保とその実体である基地を撤去することこそ日帝を倒す道筋だ。「中国侵略戦争阻止! 全基地撤去、安保粉砕・日帝打倒」を掲げ、巨大な反戦闘争を巻き起こそう! 沖縄人民と連帯し、高市打倒の6・14首相官邸大デモの爆発をかちとろう!

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