日帝の中国侵略戦争突入を内乱へ 国家総力戦への安保3文書粉砕 天皇制攻撃・排外主義と対決を

週刊『前進』04頁(3451号01面01)(2026/06/15)


日帝の中国侵略戦争突入を内乱へ
 国家総力戦への安保3文書粉砕
 天皇制攻撃・排外主義と対決を


 6月後半から7月は、イラン侵略戦争、中国侵略戦争―世界戦争の激化、日本帝国主義・高市の改憲・戦争への突進と真っ向激突する大決戦だ。6・14全国集会―首相官邸デモに続いて、青年・学生・女性を先頭にした、帝国主義打倒の反戦闘争を大爆発させよう。杉並・高円寺での7・4反戦女性集会・デモは、戦争と女性差別・排外主義への怒りと行動を戦争の元凶=帝国主義打倒へと解き放つ闘いだ。強制収用との全面対決に突入した三里塚闘争を突破口に中国侵略戦争―世界戦争阻止の6~7月決戦を全力で闘おう。

イラン侵略戦争を許すな!

 米帝の中国侵略戦争―世界戦争への突進の中で、戦争か革命かの歴史選択をかけた決戦に突入している。侵略と戦争の根源である帝国主義を打倒する反戦闘争を爆発させ、反帝・反スターリン主義世界革命をやり抜くことこそが、労働者階級人民の唯一にして最高の展望であり選択肢だ。
 米帝の中国侵略戦争―世界戦争の一環として開始されたイラン侵略戦争はますます激化し、戦争終結をめぐる協議は破綻的になっている。米国務省が6月3日に停戦合意を発表した一方で、イスラエル軍はレバノン南部での侵攻作戦をさらに拡大させ、8日には首都ベイルート中心部への攻撃も強行した。これに対するイラン側の反撃に対し、米中央軍はイランの防空施設や管制施設、レーダー基地への攻撃に踏み切った。
 起きていることは「攻撃の応酬」「暴力の連鎖」などではない。米帝の戦争目的が、イランの体制を転覆し、中東の帝国主義支配を再建するものである以上、イラン人民を屈服させることはできないし、平和的収束などない。帝国主義を打倒する以外に決着はないのだ。何よりも日米安保と在日米軍基地がこの侵略戦争を支えている。日帝こそ戦争当事国である。日本における反戦闘争の爆発、日帝打倒の革命的内乱が、帝国主義を全世界的に打倒する闘いの決定的一角を担っている。イラン人民虐殺の現実に怒りを爆発させ、闘うイラン―中東人民と連帯し、帝国主義を打倒する反戦闘争に立ち上がろう。
 米帝・トランプはものすごい危機の中にある。イラン侵略戦争の長期化とガソリン・物価高騰の直撃で国内支配の分裂が深まり、さらに債務残高は40兆㌦(6400兆円)近くに膨らみ、ドル体制の危機に直面している。米帝にとって出口は戦争以外にはない。戦争の破綻を戦争の激化・拡大で乗り切ろうと、キューバへの戦争も構えている。米帝は、経済制裁でキューバ人民にジェノサイドを行う一方、ラウル・カストロ元国家評議会議長を殺人罪で起訴し、4日にディアスカネル大統領ら国家中枢への制裁を発表した。体制転覆を想定した机上での軍事演習を4月に実施したことも報道されている。
 死滅しつつある、末期の資本主義である帝国主義は、世界支配=植民地・従属国への支配・抑圧を本質とし、階級支配の危機を深めながら、市場・資源・領土・勢力圏をめぐる対立と争闘を激化させていく。この帝国主義の基本矛盾の爆発としての戦争が、イラン侵略戦争として火を噴き、中国侵略戦争―世界戦争として全面的に爆発している。世界戦争か帝国主義打倒の革命か、歴史的決戦に人生をかけて立とう。

反帝・反スタ世界革命こそ

 5月の米中首脳会談からアジア安保会議を経て、米帝の中国侵略戦争―世界戦争情勢はさらに進んでいる。アジア安保会議で米国防長官ヘグセスは、「米中関係は良好な状態」などと言いながら、「中国を含むいかなる覇権の押し付けも許さない」とし、台湾を中心とした「第1列島線が防衛ライン」だと強調、同盟国の中国侵略戦争への総動員と軍事費の国内総生産(GDP)比3・5%への引き上げを要求したのだ。
 これと一体で、4月の米比軍事演習「バリカタン」、5月陸上総隊演習、6月後半の陸自・米海兵隊合同演習「レゾリュート・ドラゴン」、米軍多国間演習「バリアント・シールド」などの実戦的演習を、九州・沖縄―フィリピンに大規模な軍事力を展開して行っている。第1列島線を制圧し、突き破り、中国本土に攻め込んでいく作戦計画を準備し、中国を包囲する圧倒的軍事力を突きつけているのは米日帝だ。
 歴史的没落にあえぐ米帝は、「国際協調」的あり方で世界を支配できなくなり、自ら戦後体制の破壊者として登場するところまで行き着いた。米帝は、世界支配を貫徹するためには中国スターリン主義の存在をもはや容認できなくなり、その体制を打倒・転覆する侵略戦争に突っ込み、世界を暴力的に制圧する以外には基軸帝国主義として存立できなくなったのだ。
 他方で、中国スターリン主義も、米帝への反人民的な軍事的対抗軸をつくり、総力で体制延命を図っている。6月8~9日には、習近平が7年ぶりに北朝鮮を訪問した。金正恩との首脳会談では、東アジアの防衛線構築のために朝鮮半島の非核化にはあえて触れず、「中朝友好協力相互援助条約」に言及して強固な軍事関係を確認した。帝国主義打倒を放棄し、スターリン主義としての支配を維持するために、民族解放闘争に敵対し、国際階級闘争を徹底的に破壊し、核も含めた軍事力で帝国主義に対抗する中国スターリン主義は、世界戦争をもう一方の側から促進しているのだ。
 戦後80年にわたって世界革命を圧殺してきた帝国主義とスターリン主義の相互対立=依存関係がもはや成り立たなくなり、全面的な戦争的激突が不可避になっている。この帝国主義とスターリン主義の世界体制の総体をひっくり返すことが、中国侵略戦争―世界戦争・核戦争の破局を阻止する唯一の現実的道筋だ。今こそ反帝・反スターリン主義世界革命へ闘おう。

国旗・天皇・改憲国会粉砕へ

 日帝・高市は、国会を取り巻く青年・女性を先頭にした労働者人民の激しい怒りで危機を深める一方、戦争翼賛国会に支えられ、反動法案を一気に押し通し、改憲攻撃へと前のめりで突進している。改憲をめぐる大激突の情勢だ。
 帝国主義体制における「最弱の環」として絶望的危機を深める日帝は、帝国主義としての生き残りと復活をかけ、米帝の中国侵略戦争―世界戦争を自らの戦争として主体的積極的に推進している。そのためには9条を柱とする戦後憲法体制をたたきつぶし、労働者の反戦意識と闘いを暴力的に圧殺し、戦時型統治形態に大転換し、公然たる「侵略国家」として登場することが死活的なのだ。中国侵略戦争阻止・改憲粉砕・日帝打倒の大決戦を闘おう。
 憲法審査会では、改憲の来年発議へ向けて緊急事態条項創設と9条改憲を柱とした討議が急ピッチで進められ、11日には改憲手続きを整備する国民投票法改定案が審議入りした。さらに、安保3文書年内改定へ向けて自民党が提言案を提出した。「少なくとも年単位の継戦能力」「新しい戦い方」を掲げ、防衛費大増額、自衛隊増強、米軍や同盟国・同志国と連携強化とともに、国家を挙げて防衛産業基盤を強化し、国家総力戦体制構築を推し進めている。安保3文書改定―改憲粉砕の闘いは、中国侵略戦争阻止の全面的決戦だ。
 改憲に踏み込むことは、日帝支配階級自身が、戦後的支配形態の延長ではもはや成り立たなくなったということでもある。そもそも現憲法は、日帝の第2次世界大戦での敗戦後の崩壊的危機、戦後革命として闘われた労働者階級のゼネスト・革命へと向かうすさまじい闘いと日本共産党の裏切りによるその敗北という情勢の中で、「国体護持」(天皇制支配の維持)の一点であがき回った日本帝国主義が生き残るために他にない選択として制定したものである。戦後憲法体制は、日帝の戦後的支配の条件でもあった。それを自ら破壊する以外にないところまで行き着いたのだ。改憲は全社会を戦争か支配体制の打倒かを問う内乱的激突へとたたき込む。
 労働者人民の立場は、「平和憲法を守れ」ではない。それは、破綻した日帝の支配の継続を望むものでしかない。何よりも、日本は「平和国家」などではない。中国・朝鮮―アジア人民への侵略と大虐殺の上に、その歴史を開き直り、米帝・帝国主義の世界支配・抑圧の一角を支えてきた帝国主義国家そのものである。特に、沖縄を軍事拠点として売り渡した1952年のサンフランシスコ講和条約と日米安保条約発効以来、帝国主義的再建に本格的に踏み出し、侵略・搾取・収奪をほしいままにしてきた。日米安保と在日米軍基地は、朝鮮・ベトナム・アフガン・イラク、現在のイランを標的とした米帝の残虐な侵略戦争の出撃拠点であり続けてきた。そして憲法を建前とし隠れみのにしながら、日米安保を強化し軍事大国化を推し進めてきた。この上に、ついに敗戦帝国主義としての一切の制約を突き破り、中国侵略戦争への突進と戦争国家への全面的転換をやろうとしているのだ。
 改憲に対する回答は日帝の打倒だ。「闘う中国・アジア人民と連帯し、日帝の中国侵略戦争突入を内乱へ」のスローガンのもと、中国侵略戦争・改憲阻止の反戦闘争の大爆発をかちとろう。街頭を揺るがす巨万の反戦デモ、侵略出撃拠点を粉砕する反基地闘争とともに、戦争国会を怒りで包囲し実力で粉砕する闘いをつくり出そう。
 国会では6月10日、皇族確保の皇室典範改定についての「立法府の総意」を取りまとめて高市に提出した。「女性天皇を認めろ」という日本共産党も含めた全勢力が天皇制維持で一致するおぞましい状況を粉砕しなければならない。天皇制こそ侵略・虐殺の要であり、日帝支配の根幹である。中国侵略戦争突入の国家的統合のために死活的だからこそ、日帝は天皇制を護持し前面に押し出しているのだ。自民党は9日、国旗損壊罪法案を了承した。これこそ天皇制暴力を発動し、中国侵略戦争に総動員する攻撃だ。
 国会闘争の爆発、さらに7・4反戦女性集会・デモin高円寺が決定的だ。戦時下の女性差別に怒り立ち上がる膨大な女性の結集軸として、中国侵略戦争を阻止し、戦争と差別の元凶である帝国主義を打倒する荒々しい反戦闘争の爆発を切り開こう。戦争と女性差別を打ち破る道は天皇制と日帝を打倒することだ。女性の怒りを解き放ち闘おう。
 5月沖縄闘争の地平を引き継ぎ、安保・沖縄闘争の爆発をかちとろう。大軍事演習、辺野古新基地建設と対決し、高市や在沖米軍司令官らを招く6・23沖縄戦「慰霊の日」式典粉砕闘争に立とう。横須賀基地闘争、米軍統合軍司令部粉砕6・27横田闘争をはじめ全国で反基地闘争を闘おう。
 7・11国鉄全国集会から7・16国鉄1047名解雇撤回裁判控訴審第3回期日へ、動労千葉・動労総連合を先頭に国鉄闘争勝利を切り開こう。戦争と生活破壊と対決し、帝国主義を打倒する労働運動の力強い闘いをつくり出し、改憲・戦争阻止!大行進、全学連とともに全国労組交流センターの大発展をかちとろう。
 すべての闘う仲間は革共同に結集し、中国侵略戦争阻止の歴史的決戦、日本革命―世界革命の世界史的事業を人生をかけて闘おう。

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