中国侵略戦争阻止・日帝打倒へ 「皇室典範」「国旗損壊罪」=天皇制攻撃粉砕を

週刊『前進』04頁(3456号04面02)(2026/07/20)


中国侵略戦争阻止・日帝打倒へ
 「皇室典範」「国旗損壊罪」=天皇制攻撃粉砕を


 皇室典範改定と国旗損壊罪新設は、天皇・天皇制イデオロギーを使って労働者人民を中国侵略戦争に動員し、暴力的国内支配を強めるものであり、断じて許せない。それは、差別・排外主義、民族主義で労働者階級を屈服させ、「天皇=日本国家に仇(あだ)なす者は許さない」として反革命暴力で労働者の闘いを押しつぶそうとするものだ。その根底には日本帝国主義のすさまじい危機と、内乱・革命に対する支配階級の底知れぬ恐怖がある。
 日帝は天皇・天皇制イデオロギー以外に帝国主義として依拠するものがない、極めて脆弱(ぜいじゃく)な帝国主義であり、それゆえに凶暴でもある。だが、労働者人民が「連帯し、侵略を内乱へ」「血債の思想」をもって闘うならば、必ず天皇制と日帝を打倒できる。今こそ中国侵略戦争阻止、天皇制打倒・日帝打倒へ闘おう。

「万世一系神話」の戦前天皇制を復活

 天皇・天皇制こそ侵略と戦争、差別・抑圧の元凶だ。天皇ヒロヒトは第2次大戦で中国―アジア人民2千万人を虐殺し、軍隊慰安婦を強制した最高責任者であり、「国体(天皇制)護持」のための時間稼ぎとして沖縄戦を強要し、広島・長崎への原爆投下を招いた極悪の戦争犯罪人である。ヒロヒトはその戦争・植民地支配の責任を一切とらず開き直って戦後も君臨し、沖縄を売り渡し、日帝のアジア侵略・再侵略を担ってきた。ヒロヒトを敬い継承したアキヒト、現天皇ナルヒトも同罪だ。
 皇室典範改定の政府案は、①「女性宮家創設案」(女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ)と、②「旧宮家養子案」(旧宮家の男系男子を皇族の養子にする)、さらに③「男系男子」絶対化(養子の子が男子なら皇位継承資格をもつ)が打ち出されている。これは現制度では「皇位継承資格者」が事実上2人しかいないという「危機」を突破しようとするものだ。
 10日の衆院議院運営委員会では自民党政調会長の小林鷹之が「皇位の男系継承は2600年以上にわたって先人たちが守り抜いてきた皇室の伝統だ」などと主張し、官房長官の木原稔も「現行の皇室典範でも男系継承が古来、例外なく維持されてきたことの重みを踏まえ、皇位は皇統に属する男系男子が継承すると規定されている」と言い放った。日帝敗戦後に全否定されたはずの「神武天皇以来の万世一系神話」なるものが、国会で公然と「歴史的事実」として議論され、戦前天皇制そのものが復活しているのだ。そして全野党が平然とこれを容認している。この次には「現人神(あらひとがみ)=天皇のために死ね」という攻撃が大手を振ってまかりとおることになるのだ。かつて天皇制のもとで弾圧され、侵略の先兵に動員され、自らも原爆被爆をはじめ徹底的に犠牲にされた日本の労働者階級人民は、この皇室典範改定をめぐる極反動議論の一切を粉砕し、天皇制打倒・日帝打倒へ総決起しなければならない。

天皇制に全面屈服する日本共産党

 度し難いのは日本共産党スターリン主義だ。委員長の田村智子は一貫して「女性天皇を認めろ」と主張し、書記局長の小池晃も13日の記者会見で改めて「女性を天皇にしないのは不当」などと主張している。日本共産党はまさに中国侵略戦争突入下での天皇制攻撃に完全にひれ伏し、その先兵となって、労働者階級人民を天皇制の下に屈服させようとしている。日本共産党はHPで「与党になったら天皇制は廃止するの?」という問いに「いいえ、そんなことは絶対にしません。わたしたちは綱領で、天皇の制度をふくめ『憲法の全条項を守る』と決めています」などと主張している。日本共産党の言う「護憲」とはまさに、天皇制による暴力支配・戦時弾圧と中国―アジア侵略戦争を行う日帝の体制を「守る」ことにほかならない。
 「国旗損壊罪」の新設は、天皇制攻撃と完全に一つだ。「国旗」を「損壊」するような「非国民」は徹底弾圧すべきということだ。天皇と「日の丸」に対して暴力的に忠誠を誓わせ、中国侵略戦争に総動員していく攻撃に対して、「連帯し、侵略を内乱へ」の闘いを対置して闘おう。
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