■羅針盤 動労総連合を全国に

月刊『国際労働運動』48頁(0457号01面01)(2014/10/01)


■羅針盤
 動労総連合を全国に

(表紙の写真  外注化阻止へ闘われた郡山工場包囲デモ【9月11日】)


▼10・1外注化阻止と変質・裏切り・闘争圧殺の国労本部打倒をかけて闘いとられた9・11郡山工場闘争は、650人の大結集で歴史的な成功と勝利をおさめた。国鉄決戦の新たなページが完全に切り開かれた。
▼9・11郡山の感動的で画期的な地平から、いよいよ9〜10月の全国各地32カ所の国鉄集会の組織化と成功に全力で取り組み、11・2全国労働者集会の万余の大結集・大高揚に向かって、真一文字に進撃しよう。11・2集会の勝利へ国鉄10万筆署名を前倒しで達成しよう。動労総連合をいよいよ全国に本格的につくり拡大しよう。青年を先頭に闘うJR労働者は動労千葉、動労水戸とともに闘い、動労総連合に結集し、勝利へともに進もう。その巨大な階級的意義は何か。
▼第一に、JR東日本と安倍・葛西が全力で強行しようとしている10・1外注化に、国鉄労働者を先頭に全国の職場・地域からの怒りの反撃をたたきつけたことだ。
▼第二に、9・11郡山闘争は、民営化・外注化・非正規職化阻止の闘いが、全JR(国鉄)の青年労働者の闘いとなり、そのかつてない自己解放的決起を解き放つ情勢を完全に切り開いた。
▼第三に、9・11郡山闘争が切り開いた最も重要な意義は、集団的自衛権行使容認の7・1情勢に先の国労大会ですべての体制内勢力が全面屈服し、資本・権力の意を受けた体制内派とのすさまじい党派闘争が激化している中で、ついに階級的に闘う本物の主流派が、動労千葉、動労水戸とともに闘う勢力として力強く登場し始めたことだ。これが新しい時代を切り開くのだ。「動労総連合を全国に」の闘いこそ、国鉄決戦勝利―プロレタリア革命への道だ。