●特集 青年労働者を先頭に15春闘爆発へ Ⅳ 「生きるため」の階級的団結で未来を開こう 「新たな労働者の政党」を 〝戦争と民営化〟に対決

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月刊『国際労働運動』48頁(0462号03面04)(2015/03/01)


●特集 青年労働者を先頭に15春闘爆発へ Ⅳ
 「生きるため」の階級的団結で未来を開こう
 「新たな労働者の政党」を 〝戦争と民営化〟に対決


 昨年12月の衆院選挙闘争では、「新たな労働者の政党をつくろう」と真正面から労働者権力・プロレタリア革命を提起して闘い、17000人の決起をかちとった。労働者はこの社会を革命でひっくり返すこと、そのために自分たちの党をつくることを圧倒的に求めている。鈴木達夫弁護士を押し立てて闘い抜いた闘う労働者人民が、この労働者・民衆の怒り・思いと結びついたこと自身が2015年決戦を大きく切り開いている。
 2015年の鉄火の闘い、その緒戦である2~3月国鉄決戦を基軸とする15春闘の中から新たな労働者の政党、本物の革命党をつくり出す展望をさらに切り開こう。本章では労働者党とは、そしてその団結とはいかなるものなのかについて提起したい。

マル青労同11回大会で白熱的な討議

 昨年末、マルクス主義青年労働者同盟(マル青労同)11回大会が開催された。大会では、最先端で闘う職場・地区の労働組合権力をめぐる攻防について白熱的な討議が行われた。その中に、労働者がつくり上げるべき階級的団結、党とは何かが提起されている。その内容については革共同機関紙『前進』2015年新年号掲載の「青年労働者座談会」にも全面的に出ているので、それも合わせて読んでほしい。必要なところは引用しながら提起する。

われわれが安倍を打倒した!

 大会で議論になり、一致した決定的な第一は、安倍が昨年末衆院解散―12・14総選挙に打って出たなかで、これを「マル青労同・革共同と労働者階級が安倍を追いつめ、打倒した」と本当にとらえきるのかどうかという、時代認識の根幹に関わる問題だった。安倍は、「労働者にそんな力がない」と思わせるために総選挙に出たわけだが、大会の論議で重要だったのは、安倍の絶望的凶暴性をしっかり見すえた上で、われわれ自身が自らの職場での闘いや組合権力奪取に挑戦し、団結の結集軸となることを通して「労働者がこの時代のなかで、安倍やその先兵たちに怒りを爆発させ、明確に革命を選択してきている」という主体の根底的な変化をつかんできたことだ。しかもそれを個人的にではなく、党(地区党)としてつかんできた。衆院選挙闘争も鈴木達夫弁護士を先頭に全党の同志が総決起して闘う「集団的実践」を通して、労働者の意識が明確に変わっていることを時代認識としてつかみ、そしてそれを時代認識まで高めていったことが決定的だった。

 「一歩踏み出して職場の状況を見ると、例えば大阪市職の役員選挙で動労千葉派に1千票入った背景には実は現業の外注化へのものすごい怒りがあった。われわれとの結合を求めていたんです」「個人としてではなく党としてつかんでいくことが一歩踏み出すために重要」(青年労働者座談会)

 これはけっして過去のことの確認ではない。情勢が激しければ激しいほど、敵は「労働者に力はない」と思わせるために労働者を分断してくる。世界大恐慌が爆発し、世界の帝国主義国・大国が戦争に突っ込んでいるのは労働者階級の階級的・国際的団結を破壊するためだ。しかしそれは、革命の現実性に敵の側が恐怖しているということだ。こうした時代認識における一致を日々つくり出していく集団的実践と討論こそが「労働者階級の党」をつくり出す。

地区党建設と一体の拠点建設論

 第二に大会では、このことがきわめて具体的な拠点建設と党・地区党建設の問題として、豊かに論議された。最大の焦点はJRの外注化攻撃と闘い、9・11の大闘争をぶち抜いたJR郡山工場(郡工)での苦闘・格闘をめぐる討論であった。そこで郡工で闘う同志が提起したことは「ここからは単に〝外注化阻止〟では闘えない」ということであった。「目の前の、郡工の機器着脱業務が外注化されるという問題が今の時代・情勢の中でどういう決定的な位置を持っているのかをはっきりさせて、その一致と団結を地区党としてつくり出し、拠点職場(郡工)に突っ込んでいくことに、さらなる前進の道がある」。さらに論議を通して「そうした地区での議論を通して、国家権力の総力を挙げた福島圧殺を打ち破る3・11も郡工決戦―国鉄決戦と完全に一体のものとして闘い抜く団結が形成されつつある」と、現在の到達点が明らかになった。これに対して「郡工の闘いと、自分たちが組合権力に挑戦している闘いとを、一体で総括したい」と応えた同志は「労働組合の中で、体制内執行部とどう闘うのかということ。それは労働組合として民営化・外注化に対してどういう態度をとるのかという路線問題として徹底的にはっきりさせる。労働者はその時に本当に解放的に立ち上がるし、団結することができる」と自らの闘いを含めて総括した。
 「時代認識と路線で一致する」とは、けっして情勢一般を理解するということではないし、闘争戦術を議論し、一致するということでもない。職場や産別、戦線を超えて一人ひとりすべての同志がぶつかっている「壁」を新自由主義の分断としてはっきりさせ、そのことを通して一致と団結を形成するのだ。大会ではこうした討論を通して、すべての参加者、全同盟員の力を集中させて福島・郡山に強力な地区党を建設し、その力で郡工を拠点として打ち立てていこうという一致が正規・非正規、産別等々の違いを超えてかちとられ、全参加者が一つに団結したのだ。

個人の能力ではなく「共同性」で闘う

 それは直接的に「自分が自らの職場でできている、できていない」とか「個人的能力」を超えた問題であった。自分がぶつかっている困難を会議の中で腹を割って率直に出し、そのすべての困難が現在の新自由主義崩壊のもとでの絶望的凶暴化との対決であると階級的・路線的につかみ取っていくことで、組織的な団結が生まれ、同時に一人ひとりの腹を固めた決起が生み出される。こうした路線的・階級的な団結を日常的に生み出していくことで、党が階級的原則的な組織として建設され、同時に一人ひとりが階級の指導部として強烈に打ち立てられるのだ。
 そもそも労働者はその日々の労働を、他の労働者との協働の中で成り立たせている存在である。「個々の能力」もその団結と共同性の中でしか発揮されない。その本来の人間的共同性を根本から、隅から隅まで破壊・分断しようとする新自由主義攻撃―民営化・外注化・非正規職化と非和解的に闘い抜くことで産別や戦線の枠を越えた階級的団結が、「党と労働組合の一体的形成」として生まれてくるのである。

 「体制内執行部といっても、組合大会で激突した翌日には毎日のように顔を合わす。体制内執行部も組合を支えてきた存在なんだとどこか擁護してしまう。地区党で議論したことは、民営化・非正規職化の中で自分だけが生き残れるとどこかで思ってないかということと、実際に民間委託に合意している体制内執行部を断罪するということでした。これは人間関係の問題ではなくて、民営化に絶対反対で当局と闘うかどうかという労働組合としての路線問題なんです。だから僕たちが、外注化と闘わずして俺たちの未来があるのか、と本気になる。その迫力で現場に登場する。このことを地区党でしっかり議論して勝負していった時に、組合員から支持を得られた」(青年労働者座談会)

 だからこそ地区党の日々の議論と闘いの中に、常に拠点職場の格闘、一つひとつの前進、敗北や後退をも含めて、すべての動きに責任を取り、呼吸するあり方をつくり出していくということだ。それが「党と労働組合の一体的建設」であり、「動労総連合を全国に」つくり出す闘いだ。こうした地区党建設を通してこそ、党の中央指導部と拠点職場細胞の一体的形成もなしとげていくことができる。こうした党建設上の変革と前進こそが、2014年の勝利を切り開き、安倍を打倒した最深の根拠にある。またそれは、「まず『前進』で勝負する」という機関紙活動の飛躍と「拡大基調」も生み出している。
 だから、それぞれの同志が自らの職場の闘いを一歩前に進めるためにも、11回大会における郡工をめぐる討論と一致は決定的だった。この11回大会をもってマル青労同は、労働者党建設の先頭に立ち、10万、100万の労働者階級人民を率いる指導部への飛躍を闘いとる新段階を、自らの力で闘いとったと言える。

階級的団結論で青年指導部の圧倒的建設を

 2015年はついに、大恐慌が世界戦争に転化し始めた。労働者階級人民と日本帝国主義・安倍政権の延命とは百パーセント非和解であり、安倍の侵略戦争参戦と階級戦争攻撃に幾百万、幾千万人民の怒りが爆発する時代に突入した。
 こうした情勢に突入した今、すべての職場・地域・戦線においてぶつかり、問われてくる核心問題は、目の前の現実の一切が「破綻した新自由主義による〈戦争と民営化攻撃〉との非和解的攻防」であり、国家権力中枢・安倍の総力を挙げた、戦時下における労働組合つぶしとの生死をめぐる死闘であるということである。
 特に国家権力との関係では、この点で一切のあいまいさも許されない。むしろ指導部の側にその腹構えと一致・団結、さらにそれを組織的に貫徹する意識性が求められるということである。それが前述した「第2インターの崩壊」の教訓である。だからレーニンは非合法・非公然の党建設を訴えたのだ。
 「歴史の車輪は、逆転させることも止めることもできない。『権力のための闘争』、ブルジョアジー打倒のための闘争に入りつつあるプロレタリアートの革命的な組織へ、合法性に局限されないですむ組織、日和見主義的裏切りに陥る危険を取り除く能力のある組織へと、恐れることなく前進しなければならない」「しかもその際、一つでも合法的な足場を明け渡してはならない」(レーニン『第2インターナショナルの崩壊』)
 1月22日に発足した「現代の治安維持法と闘う会」を先頭に、階級的労働運動と国際連帯、そして完全黙秘・非転向の原則をはっきりさせて戦時下の弾圧と闘おう。
 そしてそれは同時に、スターリン主義やイスラム武装勢力、一切の体制内反革命勢力との巨大な党派闘争である。それがあいまいさのない、徹底的なものであればあるほど党の団結はより強固となり、より広範な労働者階級人民の怒りと結びつくことができる。何よりJRをはじめとして、青年労働者の指導部を大量につくり出す道がここにある。それが動労千葉・動労水戸を先頭とした2014年の実践でつかみ取った最も重要な「党と労働組合の一体的建設」の教訓である。

国際連帯闘争の発展で世界単一の労働者党を

 こうした労働組合と労働者党をめぐる死闘は、日本だけではなく世界共通の課題だ。これを読んでいる仲間にはぜひ、本誌『国際労働運動』の過去の号も読んでほしい。現在、中東、ヨーロッパ、中国―アジア、アメリカなど、全世界の労働者階級が崩壊する新自由主義(あるいは中国やロシアなど)の「戦争と民営化」攻撃と闘っている。国境を越えて労働者階級は一つである。すべての闘いは世界の闘いの一員であり、一環である。だからすべての職場の闘いが全世界を獲得できるのだ。まさにマルクスが『共産党宣言』の結語に記したように「万国の労働者、団結せよ!」という通りなのだ。
 こう言い切れる階級的労働運動と国際連帯闘争の地平を、革共同と日本の労働者階級は切り開いてきた。このことに誇りをもって、まず誰よりも職場の青年労働者に真正面から団結と革命を呼びかけよう。2015年、「党と労働組合の一体的建設」「動労総連合を全国へ」を実践し、全世界の労働者に革命の展望を示そう。「万国の労働者の団結」を実現しよう。「今こそ全人格・全思想をかけて」革命的共産主義者同盟・マルクス主義青年労働者同盟・マルクス主義学生同盟中核派に結集し、ともにプロレタリア革命に勝利しよう。