■日誌 2014年12月

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月刊『国際労働運動』48頁(0462号07面01)(2015/03/01)


■日誌 2014年12月


1日東京 阿佐ケ谷デモに300人
東京西部ユニオンの呼びかける「安倍・石原のぶてる倒せ!阿佐ケ谷デモ」に300人が結集し、衆院選出馬を表明した鈴木たつお弁護士も合流して元気いっぱいのデモが打ち抜かれた
1日東京 韓国・C&M労組と連帯
韓国の希望連帯労組C&Mケーブル放送非正規職支部の109人解雇撤回闘争と連帯し、MBKパートナーズへの抗議行動が取り組まれた。動労千葉の中村仁執行委員を先頭に11人が結集した
1日千葉 三里塚誘導路裁判開く
千葉地裁民事第3部で第3誘導路裁判の弁論が開かれた。市東孝雄さんを天神峰から追い出すことだけを目的に建設された第3誘導路への怒りも新たに、三里塚芝山連合空港反対同盟と顧問弁護団、支援の労働者・学生・市民は全力で闘った
1日 11・2の事後弾圧、学生の不当逮捕弾劾
警視庁は首都圏の学生D君を不当にも令状逮捕した。その直後、D君の実家に対し、夜間に不当捜索を強行した。徹底的に弾劾する
2日東京 鈴木たつお候補の出陣式
東京8区(杉並区)で鈴木たつお候補(無所属・弁護士)を押し立てた衆院選決戦が始まった。公示日の朝、JR荻窪駅の北、青梅街道沿いの選挙事務所前で出陣式を行い、続いて荻窪駅北口で第一声をあげた
2日東京 国労組合員資格訴訟の控訴審闘争
国労組合員資格確認訴訟の控訴審第1回口頭弁論が東京高裁第21部で開かれた。原告代理人は「審理を全面的にやりなおせ」と裁判長に迫った
5日東京 衆院選最中の金曜行動
衆院選が公示され、「安倍と自民党を倒せ!」の声が全国で沸き起こる中で首相官邸前・国会前で金曜行動が行われた
6日福井 もんじゅを廃炉へ全国集会
敦賀市で「'14もんじゅを廃炉へ!全国集会」が行われた。雪のため現地抗議集会と原子力機構への申し入れが中止になり、その代わりに敦賀市内のプラザ萬象で抗議集会と申し入れ文書の採択、午後から全国集会が行われ、600人が集まった
6、7日神奈川 沖縄と横須賀を結ぶ星野絵画展
横須賀で星野文昭さんを取り戻す100万人署名に向けて「神奈川・星野文昭さんを取り戻す会」と神奈川労組交流センター三浦半島教育労働者部会が星野文昭絵画展を開いた
8日東京 真珠湾73周年12・8杉並主集会
「真珠湾73周年 記憶の継承―国益と排外に憲法は屈するのか―安倍の延命を許すな!12・8集会」が杉並のセシオン杉並で開かれ、会場を満杯にする175人の労働者学生市民が集まった。10日の特定秘密保護法施行を前にした怒りの集会となった
9日東京 石田弁護士が圧巻の陳述
東京地裁第10部で、武田君暴行デッチあげ弾圧裁判の第5回公判が行われた。傍聴席が満席となる中で、石田亮弁護士が冒頭意見陳述書を圧巻の迫力で読み上げ、本弾圧の不当性を明らかにした
11日香港 座り込む労働者・学生249人を逮捕
香港政府は、「真の普通選挙を要求」して官庁街である金鐘(アドミラルティ)を占拠し、座り込む労働者・学生を強制排除した。その時、249人もの労働者・学生を逮捕した。今後も闘いを継続しようとしている香港の労働者・学生と固く連帯して、この自由主義の社会を打倒していこう
12日東京 不当逮捕の学生を奪還
衆院選投票日の直前の12日、11・2集会に対する事後弾圧で不当逮捕されていた首都圏の学生D君が奪還された。12日間を完全黙秘で闘いぬいたD君は釈放後ただちに杉並にかけつけ鈴木たつお候補の街頭宣伝に合流し勝利のために区民に熱い支持を訴えた
13日東京 衆院選最終日、荻窪駅で1000人大集会
JR荻窪駅北口「安倍・自民党ぶっとばせ!行くぞ国会!たおせ石原!1000人大集会」が開催され、東京8区から立候補した鈴木たつお候補が選挙戦最後の熱弁をふるった。寒風の中、杉並区民と全国の支援者ら総勢1000人以上が結集し熱気あふれる3時間の大集会をかちとった
13日千葉 三里塚一斉行動、第3滑走路計画粉砕
三里塚芝山連合空港反対同盟と三里塚支援連絡会議は、20回目の成田空港周辺地域での一斉行動を行った。午前8時30分、市東孝雄さんの天神峰の畑の南側で旧小見川県道に面して立つ看板のもとに反対同盟が集合。「第3滑走路粉砕!」「農地取り上げ許さない」とリニューアルされた看板の下で写真撮影が行われた
14日東京 鈴木候補、1万6981票の大勝利
衆院選挙において、東京8区から立候補した鈴木たつお弁護士は、1万6981票を獲得した。革共同は、その歴史の50年をかけてこれまでのいかなる選挙闘争をものりこえる総決起をもって大きな勝利をかちとった
14日東京 武田君の処分撤回裁判闘争
東京地裁民事部第25部で、法大文化連盟委員長・武田雄飛丸君の「無期停学」処分撤回を求める裁判の第8回口頭弁論が行われた。原告側証人として斎藤郁真全学連委員長、山本一如文化連盟書記長が出廷・さらに武田雄飛丸君に対する本人質問が行われた。
14日北海道 札幌でふくしま共同診療所報告会
NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)さっぽろの主催で、ふくしま共同診療所の報告会が開かれ、全道各地から40人を超える人々が集まった。講演した医師の杉井吉彦さんは、福島第一原発事故は核燃料の回収の見込みも立たず、今も毎日300㌧の汚染水が出続けるなどまったく終わっていないこと、除染の実態も「移染」に過ぎず、県境を越えた汚染は無視されていることを明らかにした
14、15日千葉 動労総連合定期大会開く
動労総連合は、千葉市内で第29回定期全国大会を開いた。大会は2014年の激闘が切り開いた地平を総括し、2015年決戦の出発点を築いた。青年組合員が議論をリードし、組織拡大への決意を示したことも大会の特徴だった。2年間の闘病を経て復帰した動労連帯高崎の和田山繁委員長も元気な姿を見せた
15日東京 動労西日本解雇撤回訴訟開く
動労西日本の山田和広書記長に対してJR西日本が行った不当処分と雇い止め解雇の撤回を求める裁判の控訴審第1回口頭弁論が、東京高裁第5民事部で行われた
15日東京 衆院選総括集会をかちとる
衆院選に立候補し1万6981票を獲得した鈴木たつおさんの事務所(杉並区荻窪)で選挙戦の総括集会が行われた。12日間の激闘を闘いぬいた250人の仲間が集まり、感動的な選挙戦を振り返りつつ2015年決戦勝利への共同の決意を固めた
17日東京 星野ビデオ国賠控訴審
東京高裁第9民事部において、星野文昭同志のビデオテープ紛失国家賠償裁判の控訴審第1回裁判が行われた。一審判決で星野文昭同志は「紛失」された証拠のビデオテープを再審請求で利用する権利があるという、当然の、しかし画期的な勝利をかちとった。これに対して被告の国(裁判所)と東京都(警視庁公安部)が控訴していた。星野同志も裁判の主導権を握り、国と都を弾劾しぬくために断固、附帯控訴した
19日東京 部落解放東日本解放共闘総会かちとる
部落解放東日本共闘会議第23回総会が中央区浜町会館で開催され50人が結集した。衆院選決戦の熱気と高揚感があふれる中、強制執行を打ち破った西郡住宅闘争と結合することで、全国水平同盟高槻支部と植木団地労働組合が結成された1年を総括。闘う路線への確信を深め、安倍政権を打倒する2015年決戦への突入を宣言した
20日千葉 萩原進さんを偲ぶ会が開かれた
三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する「萩原進さんを偲ぶ会」が成田市で開かれ、全国から90人が参加した。会に先立つ午後2時、東峰墓地で萩原家と反対同盟の案内でお墓参りが行われた。午後3時から成田山新勝寺に近い会場で「偲ぶ会」が開かれた。開会前にビデオが流された。闘争初期の青年行動隊を率いるデモから、2013年11・4労働者集会での発言まで、萩原さんの映像記録が上映され、その生涯が反対同盟の歴史そのものであることを全員が実感した
24日東京 動労総連合出向無効確認訴訟
動労総連合出向無効確認訴訟の第9回口頭弁論が東京地裁民事第11部で開かれた。これは、検修・構内業務の外注化により外注先への出向を強いられた動労千葉・動労水戸・動労連帯高崎の組合員が、JR東日本に対し出向命令の取り消しを求めて闘われている裁判だ
25日新潟 羽越線事故から9年、JR弾劾の集会
死者5人を出した羽越線事故から9年、新潟駅前で、国鉄闘争全国運動・新潟、新潟地域一般労組、新潟県労組交流センターは街宣活動を行った。JRを始め青年労働者がマイクを握り、JRは羽越線事故の責任をとっていない。事故を自然災害でごまかすな」と訴えた
26日東京 福嶋同志の再審を請求
迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧と闘う福嶋昌男同志と弁護団は再審請求書を東京地裁刑事第3部に提出した。福嶋同志は2012年、懲役12年という重刑判決が確定し、同年5月から府中刑務所で下獄闘争を闘いぬいている
26日東京 年末最後の金曜行動
首相官邸前、国会前で2014年最後の金曜行動が行われた。いつものように多くの労働者民衆が集まり、2015年も団結して闘い、安倍を打倒し原発をなくそうと誓い合った
31日韓国 韓国C&M、高空籠城し勝利
厳寒の電光掲示板上で高空籠城闘争を続けてきた希望連帯労組C&Mケーブル放送非正規職支部の2人の組合員が笑顔で地上に下りてきた。109人の解雇撤回を求めて不屈に貫かれてきた闘いは、野宿座り込み闘争の開始から50日目にして元請けのC&Mを含めた労資合意をかちとり、闘争を解除した。元請けに雇用を保障させた画期的な勝利だ