2015年4月号 特集・安倍打倒! 4月杉並選挙へ! 目次/羅針盤

月刊『国際労働運動』48頁(0463号01面01)(2015/04/01)


2015年4月号
 特集・安倍打倒! 4月杉並選挙へ!
 目次/羅針盤

(表紙の写真  参戦許すなと北島邦彦さん先頭にデモ【2月21日 杉並】)

■目次

■羅針盤

特集/安倍打倒! 4月杉並選挙へ! 革命勝利へ宣伝と組織化 ボルシェビキの選挙闘争

Ⅰ 北島邦彦さん区議選必勝を――安倍戦争政治を断ち切ろう
Ⅱ 1905年革命と選挙闘争――高揚と後退と沈滞期を闘う
Ⅲ プラハ協議会と選挙闘争――第4国会選挙の実践と教訓

■コラム レナ鉱山の虐殺/ロシアの選挙制度の仕組み
     ロシアの政党

■マルクス主義・学習講座
 戦争と労働者階級―レーニンと階級闘争の歴史に学ぶ ⑵
 
NEWS&REVIEW
韓国/民主労総4月ゼネスト、4月24日に決定
台湾/台湾鉄道労働者が減速抗議闘争
日本/動労千葉が15春闘を最先頭で牽引

PHOTO NEWS

■国際労働運動の暦/1917年4月テーゼ

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羅針盤/中東参戦下の安保と国鉄決戦

 
▼今日の情勢の核心は、日帝・安倍の中東侵略戦争参戦という戦後史を画する情勢への突入にある。安倍は1月中東歴訪と日本人人質事件を契機に、イラク・シリア空爆の「有志連合」の中心国として中東参戦に踏み切り、戦争・改憲衝動を爆発させ、他方で政権と支配の腐敗・危機を噴出させている。
▼安倍政権はこの間、7・1集団的自衛権行使容認の閣議決定をふまえ、武力攻撃事態法など安保関連法制の中軸に「存立事態」なる新概念を盛り込むことを打ち出した。03年に制定された武力攻撃事態法は、自衛隊の武力行使や国・地方自治体の動員などを規定した戦争遂行法だが、その中に「我が国」=日本帝国主義の存立が脅かされる「存立事態」なる概念を導入し、日本周辺の朝鮮はもとより、中東や全世界で戦争=武力行使をやろうとしているのだ。
▼安倍は実際、ホルムズ海峡で機雷敷設された状態を挙げ、「その段階で相当の経済危機やエネルギー危機が発生したと言える」として、石油危機なども武力行使を可能にする3要件に該当すると主張している。これはかつて日帝が中国侵略戦争からアジア・太平洋戦争に突入していった歴史の破滅的再現である。
▼だが安倍は今日、労働運動を解体できないままの参戦に追い込まれている。安倍と日帝支配階級の根底には、大恐慌とプロレタリア革命への恐怖がある。だからこそ中東参戦に突き進むと同時に、治安弾圧を全面的に激化させ、「戦後以来の大改革」を叫んで第2の国鉄分割・民営化攻撃を強行し、社会丸ごとの民営化・全面外注化による階級的労働運動の解体へと全力を挙げているのだ。階級的労働運動の命運をかけ戦争・改憲の安倍・JR葛西体制を打倒しよう。