■編集後記

月刊『国際労働運動』48頁(0464号09面01)(2015/05/01)


■編集後記

(裏表紙の写真  動労水戸支援共闘結成集会での組合員・家族【3月15日】)


 JRの3・14ダイヤ改定の矛盾と破産は明らかだ。3月30日の終日にわたる首都圏での鉄道網の大混乱は、3月ダイヤ改定によって引き起こされた。
 朝夕の通勤・通学ラッシュの時間帯に、列車の運休、遅延、ダイヤの乱れをとめどもなく拡大させたのは、宇都宮線、高崎線、常磐線を東海道線と直通させた上野東京ラインにほかならない。
 翌31日には、北陸新幹線の最速列車「かがやき」が、給水用のホースをつけたまま走行するという事態が起きた。その原因に、外注化と人員不足、強労働があることは間違いない。
 JRが3月ダイ改の最大の「セールスポイント」としてきた上野東京ラインと北陸新幹線で、まさにその破綻が突き出された。ダイ改の矛盾が今後さらに激しく表れてくることは不可避だ。