■編集後記

月刊『国際労働運動』48頁(0463号07面01)(2015/04/01)


■編集後記

(裏表紙の写真 反原発福島行動'15のデモ行進【3月11日 郡山】)

 3月4日、三里塚反対同盟と全国の支援は、農地裁判控訴審闘争の最大の山場として東京高裁の裁判に臨んだ。昼には裁判所包囲のデモを行い、5663筆、累計2万3054筆にのぼる署名を提出した。
 法廷では、小林裁判長が、弁護団が30分にのぼる陳述を終えるや否や、突如、「弁論を終結します」と宣言した。
 傍聴席から怒号がたたきつけられ、法廷は騒然となった。全員が弾劾の声を上げ続けた。
 絶対に許すことができない。
 近くの会場で、報告集会が開かれた。冒頭に市東孝雄さんが発言した。
 「〝一発結審〟が当たり前の高裁で、4回裁判を開かせました。今日ははらわたが煮え返るような悔しい思いですが、これをバネに頑張ります」と不動の決意を述べ、割れんばかりの拍手を浴びた。