沖縄大学学生自治会を再建 5・15沖縄闘争へ結集を 沖縄大学学生自治会委員長 赤嶺知晃

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月刊『国際労働運動』48頁(0464号03面09)(2015/05/01)


沖縄大学学生自治会を再建
 5・15沖縄闘争へ結集を
 沖縄大学学生自治会委員長 赤嶺知晃

(写真 当局の妨害をはねのけキャンパスに響き渡る赤嶺君の演説に多くの沖大生が聞き入る【2014年5月19日 那覇市】)

(写真 赤嶺自治会委員長と武田雄飛丸法大文化連盟委員長【2014年9月20日 辺野古】)


 沖縄大で学生自治会を昨年5月に再建し、沖縄の労働運動・学生運動を塗り替えていく挑戦が始まりました。本物の闘う学生自治会をよみがえらせた意義は本当に大きい。ある大学職員に聞いたところでは、沖大理事会は僕のデータをホームページなどを使って集めて、「赤嶺は何月何日には大学にいなかった」「この日は闘争に行ったんじゃないか」などと、日ごろは「基地反対」とか「自由」とか言っている大学理事会が「学生運動をどうやってつぶすか」を議論しているそうです。自治会選挙の過程でも、全館放送で「危険な集団が学内をうろついている」と流して妨害してきたのは、地元新聞で「戦争反対」「社会保障の拡充を」とか言っている教授連中です。こういうやつらが沖縄の絶対反対の階級的怒りを、ブルジョアジーと野合する「オール沖縄」にねじ曲げている。
 これに対して、「4人に1人が辞めざるをえない大学はおかしい」「ビラまき一切禁止の学則を撤回しろ」「辺野古新基地建設反対」のスローガンを掲げて教授・理事会と闘い抜いて、新たな仲間も決起して自治会を再建した。今年はこれを「絶対反対を貫く自治会」として発展させていきます。
 沖縄では、辺野古新基地建設への絶対反対の怒りが渦巻く中で、「オール沖縄」はその怒りを体現できないし、階級的労働運動と学生運動の登場が本当に問われます。基地建設を現実に止める展望を示せる闘いを職場とキャンパスから巻き起こしていきたい。そのためにも、沖大当局と真正面から闘って力強い自治会を建設していきたい。5月沖縄現地闘争をそういう闘いとしてやります。ぜひ駆けつけてほしい。
 (『前進』2015年新年号全学連新年座談会の発言から引用しました)