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月刊『国際労働運動』48頁(0464号05面01)(2015/05/01)


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●台湾で5万人の反原発デモ



 3月14日、台湾で福島の労働者人民と連帯して福島原発事故4周年の巨大な反原発デモが行われた。首都台北では3万人を超える労働者、学生などが総統府前の大通りを出発し、台北市内を回るデモが行われた(写真①②)。台南、高雄、台東などでもデモが行われ、台湾全土で5万人が参加した。

●韓国民主労総が4・24ゼネストを宣言



 4月1日、韓国民主労総はソウルの政府庁舎前で記者会見を行い(写真③)、パククネ政権による「労働市場構造改革」という名の雇用破壊・賃金破壊の攻撃と真っ向から対決し4月ゼネストに総決起すると宣言した。現在各職場・地域ごとにゼネストへの組合員総投票(団結署名)を展開し、4月16日のセウォル号惨事1周年には全国各地でゼネストへの総決起大会を行い、4月24日のゼネスト実現に向け全力で動きだしている。
 3月28日にはソウル市内で、「公的年金強化のための共同闘争本部」主催の8万人の集会が、民主労総とともに韓国労総傘下の組合をも総結集して開かれた(写真④)。

●メキシコ人農業労働者がストライキ



 3月24日、米カリフォルニア州のサンディエゴから南に200㍄にある米資本の経営する巨大農場で働く数千人の農業労働者が1日約8㌦という低賃金に抗議してストライキに突入した。労働者たちはストライキで収穫作業を拒否し、ピケットを張り(写真⑤)、数時間にわたって道路を封鎖した(写真⑥)。この農場では初めてのストライキであった。数百人の警察官と軍隊が派遣され、ゴム弾と催涙ガスで弾圧し、200人以上を逮捕したが、労働者はこの弾圧に屈せず、闘いを継続している。

●石油労働者のストライキが勝利



 2月1日以来、6週間におよび、全米鉄鋼労組傘下の7000人の労働者が参加した製油所労働者のストライキは大きな勝利を獲得した。労働者の健康と安全にかかわる措置の改善を求めるこのストライキは1980年以来最大の石油労働者のストライキとなった(写真⑦⑧)。長時間の過酷な労働や、製油施設のメンテナンスの外注化による安全性の低下などに反対する労働者の長期の大規模ストライキ闘争に直面して資本側は大幅な改善を約束せざるをえなくなった。