2015年9月号 特集・ゼネストに突き進む韓国労働者階級 目次/羅針盤

月刊『国際労働運動』02頁(0468号01面01)(2015/09/01)


2015年9月号 特集・ゼネストに突き進む韓国労働者階級
 目次/羅針盤

目次

■羅針盤

特集/ゼネストに突き進む韓国労働者階級
パククネの労働者殺し攻撃に
「生きさせろ」の怒りが爆発
Ⅰ 経済危機の3つの要因――成長率・輸出・製造業不振
Ⅱ 生きていけない労働者の現実――低賃金・解雇・非正規職化
Ⅲ 韓国経済の危機的構造――財閥が社会・経済を支配
Ⅳ 民主労総ゼネストの衝撃――今こそ日韓の国際連帯を

■マルクス主義・学習講座
 戦争と労働者階級―レーニンと階級闘争の歴史に学ぶ (最終回)

News & Review
 韓国/8~9月集中闘争から11・14へ
 ギリシャ/新自由主義の破産、緊縮策と闘う労働者階級
 アメリカ/「主要な国家との戦争」を想定

Photo News

■国際労働運動の暦/1972年全軍労牧青の闘い

●日誌/5月/6月

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■羅針盤 ゼネストと革命へ進撃を

 戦後世界体制の最後的崩壊が、最末期帝国主義の絶望的延命形態である新自由主義の崩壊として到来している。それはプロレタリア世界革命の躍動となって、全世界の労働者人民の止めどもない決起を生み出している。
 新自由主義はギリシャを食い物にして莫大な赤字をおしつけ、その一切のつけをギリシャ労働者に強制してきた。その元凶がドイツを先頭とするEU帝国主義や米帝である。この新自由主義的帝国主義は、日本における国鉄分割・民営化とそれ以降の労働者階級への攻撃をはじめ、全世界で、幾千万の労働者への途方もない搾取・略奪と貧困、戦争による殺戮と破壊を行ってきた。そして今また、ギリシャ労働者の決起に対する国際的な大民営化攻撃による圧殺、労働組合の全面解体にのりだしている。
 韓国・民主労総のゼネストは、ハンサンギュン委員長がギリシャ労働者への熱い連帯を発する中、今秋パククネ政権打倒の階級的蜂起戦へと突き進んでいる。日本の労働者はこれらの闘いと連帯し、動労総連合建設に勝利し、安保国会決戦・国鉄決戦を9月決戦から11月へと爆発・発展させ、安倍政権打倒のゼネストへ驀進しようとしている。
 ギリシャ、韓国、日本、そして全世界の労働者は今こそすべてを奪い尽くしてきた国際金融資本、新自由主義からすべてを奪い返すために立ち上がる時を迎えた。ゼネストから革命へと総決起すべき時が来た。
 「プロレタリアは、この革命において鉄鎖以外に失うものはを何もない。プロレタリアが獲得すべきは全世界である」(『共産党宣言』)。9月決戦から11月へ、2010年代中期階級決戦へ、プロレタリア世界革命へ進撃しよう。