190号─11月国際共同行動の一大決起への檄

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 前進社出版部は、11月国際共同行動への一大決起を訴える一冊として『共産主義者』190号を刊行しました。

●安倍の「働き方改革」と正面対決  巻頭は、高原洋三同志による9月労働法制改悪反対集会での基調提起だ。11月決起の大きな柱である労働法制大改悪との攻防点を鋭く描いており、この闘いが革命-ゼネストを生み出す大決戦であることを明確にしている。さらに、体制内勢力がまったく闘えない安倍の「働き方改革」のペテン性とその凶暴さを暴き出している。その最大の対決環が、都労連決戦を頂点とする全都労働者による小池打倒の闘いだ。

●京大闘争の歴史的爆発目指す学生論文

 巻頭と対をなすもう一本の重要論文が、革共同中央学生組織委員会の「京大闘争の爆発で戦争・改憲絶対阻止!」だ。戦前・戦中・戦後にわたって連綿として闘われている京都大学生闘争の歴史を今日的地平のうえに立って、みごとに復権している。今秋、10・3闘争を突破口とする京大闘争の大爆発の必然性と正義性を明らかにしている。朝鮮戦争が切迫する今、全国学生運動の再建とその大高揚をつくり出そう。  また部落解放闘争組織委員会、入管闘争組織委員会、女性解放組織委員会の3本の論文を掲載。安倍政権による排外主義と分断と団結破壊の攻撃を、労組拠点建設と具体的な闘いによってうち砕き、闘いの行く手を示す路線論文だ。

●必読の韓国・民主労総ゼネスト論文

 坂本千秋同志による「パククネ政権との一大決戦に入った民主労総」は韓国労働者階級の闘いを生き生きと描き出し、「日朝中人民の団結で日帝打倒を」と呼びかけている。また「新たな共産主義インターナショナルの建設が再び国際労働者階級の現実の課題に浮上した今日、創立期のコミンテルンが提起していたプロレタリア国際主義の精神にあらためて学ぶことはきわめて重要」と提起。初期コミンテルンの歴史と教訓に学び、今日の国際連帯闘争の地平を鮮明にしている。民族・国籍・国境を越えた労働者の団結こそ、世界を変える力だ。まさに、11月国際共同行動に向けた必読の論文だ。  巻末には『前進』夏季特別号アピールとそれと一体の経済分析・情勢把握として、「英EU離脱と戦後世界体制の崩壊」も収録。160㌻で1000円(本体)です。amazonでも購入できます。11月集会の1万人決起をつくりだそう。

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