12・14反対同盟 8回目の一斉行動に立つ 新年旗開きへの参加訴え

週刊『三里塚』02頁(0886号02面02)(2014/01/01)


 12・14反対同盟 8回目の一斉行動に立つ
 新年旗開きへの参加訴え

(写真 今回は市東さん宅ビニールハウスで行動の集約を行った【12月14日 成田市天神峰】)
 反対同盟と支援連は、昨年第8回目の一斉行動を、12月14日に行った。快晴の下、午前9時に天神峰の市東さん宅離れに集合。刷られたばかりの「反対同盟ニュース」最新号は、3月26日の東京高裁での農地裁判控訴審第1回への結集を呼びかけ、またこの間の秘密保護法反対運動の高揚を伝えるなどの内容だ。
 萩原進事務局次長から「新年から開始する新たな3万人署名・カンパ運動を伝え、さらに反対同盟の新年旗開きへの参加を積極的に呼びかけよう」との提起を受けて、それぞれが「ニュース」を持って分担地域へと飛び出していった。
 市東孝雄さんは成田市旧下総地区の西大須賀、名古屋の農村地域をまわった。この日はあいにく留守宅が多かったが、前回訪ねた時の記憶をもとに、次々と訪問し、「空港反対同盟から伺いました。農地裁判の控訴審がいよいよ3月から始まります。ニュースをぜひ読んでください」と元気よくあいさつしていった。
 萩原進さんは知人を訪ね関係を深めた。萩原富夫さんは、下総地区を回って旧知の住民に「来年早々、控訴審に向けた新たな署名運動を行いますのでその節はよろしく」と声かけ。伊藤信晴さんは芝山町北部。木内敦子さんと宮本麻子さんもそれぞれ旧大栄町、多古町を訪ねて回った。
 各支援はそれぞれの担当地区を粘り強く歩いた。ちなみに翌15日には、ある地区の住民から「同盟の訴えをもっと知りたいので資料がほしい」という希望が寄せられた。
 夕方に市東さんの畑のビニールハウスでこの日の行動の集約が行われ、それぞれが自分の訪問先についての報告を持ち寄った。まとめとして萩原進事務局次長が、「今後は後継者となる青年層と話をすることを意識的に追求しよう。住民とここまで話ができるようになったことがこの1年間の成果だと言える。旗開きまでの間にも、それぞれ回れる人はぜひ回って対話を進めてほしい。それが控訴審闘争へ弾みをつける」と提起し、参加者のこの1年の労をねぎらった。
 一日行動の熱気を引き継いで、夜には市東さん宅離れで反対同盟の団結忘年会が開かれた。冒頭に北原鉱治事務局長があいさつし、「3月26日にいよいよ控訴審第1回。市東さんは自分の利益ではなく、日本農民全体のために闘っている。48年を振り返ると、みなさんが三里塚に人生をかけて闘ってきたことは絶対に間違いではなかった。来年もともに進もう」と、一同の奮起を促した。 市東さんの音頭で乾杯。お酒と手料理で座は大いに盛り上がり、全員の笑顔が弾けた。全学連行動隊を先頭に次々と歌が飛び出し、2013年の勝利を謳歌する団結忘年会となった。

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