ピンスポット 3本目滑走路を市に陳情 成田商工会議所等 高まる批判の声 私利私欲で騒音地獄拡大

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週刊『三里塚』02頁(0891号01面04)(2014/03/10)


 ピンスポット
 3本目滑走路を市に陳情 成田商工会議所等
 高まる批判の声 私利私欲で騒音地獄拡大


 成田商工会議所など、成田地区の経済利権団体は2月27日、成田市の小泉一成市長に対して「成田空港に3本目の滑走路を建設することを支援して欲しい」との要望書を提出した。(写真)
 自分たちの経済利権だけを優先した私利私欲の行動に騒音下住民から激しい批判の声が上がっている。
 要望書では、「2020年東京五輪」を口実に「容量拡大」を要求しているが、2002年のワールドカップの時も需要は増えなかった。暫定滑走路を建設するための意図的な口実であったことが明らかになっている。オリンピックも同様だ。
 池内富男会頭は「東南アジアでは3本目以上の整備を進めている国が多い」と、空港間競争での敗勢を「3本目」の理由に挙げたというが、身勝手もはなはだしい。都心から恐ろしく遠い内陸空港という点に成田の根本矛盾がある。その矛盾を、国家暴力を発動した農民殺し、農民追い出しで隠蔽し続けてきたことが、さらに空港の問題性を拡大してきたのだ。
 今また市東孝雄さんの農地を暴力を使った強制執行で奪おうとしている成田空港会社に未来はない。廃港に追い込もう。
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