日豪EPAに反対 緊急に官邸前で抗議

週刊『三里塚』02頁(0893号02面08)(2014/04/14)


日豪EPAに反対
 緊急に官邸前で抗議


 4月7日には、オーストラリアとの間で牛肉の関税大幅引き下げなどを内容とするEPA(経済連携協定)が大筋合意したことに抗議して、TPPに反対する労農学市民が首相官邸前で緊急行動を行った。醍醐聰東大名誉教授は「日豪EPAはTPP全体に影響を及ぼす。『聖域』の一角を崩せばTPP参加国はあらゆる分野で圧力をかけてくる」と強調、「政府の交渉姿勢を徹底的に正そう」と呼びかけた。
 アジア太平洋資料センターの内田聖子事務局長は「投資家・国家訴訟(ISD)条項はTPP同様、日豪EPAにも含まれている。農家や市民が打撃を受け、大企業が恩恵を享ける構図だ」と指摘した。緊急行動には都内の労働者、農家、市民らが参加した。安倍政権は、4月24日の日米首脳会談でTPP協定の妥結を狙う構えだ。反TPPの闘いを強めよう。
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