辺野古着工阻止 県民集会 3600人が基地ゲート前占拠

週刊『三里塚』02頁(0903号02面05)(2014/09/08)


辺野古着工阻止
 県民集会
 3600人が基地ゲート前占拠


 8月23日、キャンプ・シュワブ第1ゲート前で行われた辺野古基地建設に反対する県民集会に、沖縄大学学生自治会の執行部メンバーが沖大旗を押し立てて参加した。
 集団的自衛権行使容認と同時に基地建設工事に着手した安倍政権は、全土で怒りが高まる中、18日に辺野古沖の海底を掘削するボーリング調査を開始した。海上保安庁のボートを大量に動員し、むき出しの国家暴力で阻止行動を抑え込んでの強行だ。埋め立てを承認した仲井真県知事もすべてを黙認し、加担している。集会は、こうした状況に怒りを爆発させた人びとが大結集し、基地建設阻止を決意する大集会となった。
 集会には、バスを出した那覇市職労など多くの労働組合が組合旗を立てて参加した。参加者の数は主催者予想の2千人を大きく超え3600人。
 現場は怒りで満ちあふれた。基地建設反対のプラカードとともに、安倍弾劾のプラカードも多く、ゲート前で自治会が掲げた沖大旗にも注目が集まった。シュプレヒコールでは、参加者全員が怒りをひとつにし、「辺野古基地建設絶対反対」の声を上げた。
 労働者人民の力強さの一方、集会主催者は、集まった人びとの力を闘争主体と位置づけず、11月の県知事選の応援団に押しとどめる姿勢があからさまだった。
 沖大自治会は、「学生を抑圧し分断する処分・学則改悪と闘い、沖大から戦争反対・辺野古基地建設阻止の総決起をつくり出すために闘う」「IJBS労組など闘う労働組合と連帯する」と決意している。また、保育所民営化反対・非正規職撤廃を掲げて当選した宮城盛光さんの北中城村議選を闘い勝利に貢献した。
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