第3誘導路裁判闘う 航空法違反の実態を暴く

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週刊『三里塚』02頁(0904号02面04)(2014/09/22)


第3誘導路裁判闘う
 航空法違反の実態を暴く


 第3誘導路裁判が9月16日、千葉地裁民事第3部・廣谷章雄裁判長により行われた。この裁判は現在、成田空港による騒音被害の問題を巡って争われている。
 反対同盟は、それを裏付ける被害や航空法違反の実態を明らかにし飛行を差し止めさせるために、昨年11月末に航空機離着陸時の騒音調査及び3本の誘導路の地上走行時における騒音や誘導路の運行実態調査を行った。今回は、その調査に基づいて作成された北海道大学・松井利仁教授による「航空機騒音による健康調査意見書」を提出し、深夜・早朝の騒音による睡眠妨害や昼間の騒音が人体に与えている著しい影響等々が明らかであり、ただちに深夜・早朝の飛行を停止すべきことを突きつけた。さらに、暫定滑走路南側の島村宅の屋敷林や北側の樹木が飛行の侵入表面を突き出たまま「国際民間航空条約」違反の危険な運航を日常的に強行している実態を弾劾した。

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