全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 10・213波の反戦デモ 法大、霞が関、渋谷 全学連三里塚現地行動隊 東北大学・I

週刊『三里塚』02頁(0906号02面01)(2014/10/27)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 10・213波の反戦デモ 法大、霞が関、渋谷
 全学連三里塚現地行動隊 東北大学・I


 秋も深まり、朝晩はめっきり冷え込むようになってきました。加えて今年は台風の連続襲来などで天候不順、例年よりすっきりとした秋晴れの日が少ないような気がします。秋は収穫の季節、そして闘争の季節です。全国各地での連続的な闘いの中、くれぐれも体調を崩されぬよう。
 学生は10月21日の国際反戦デー闘争に向けて今秋、全国の大学でキャンパスから戦争反対の声を上げよう、大学の戦争協力阻止を、訴えて集会を打ちぬいて来ました。現地行動隊も首都圏での国際反戦デー闘争の宣伝・扇動戦に注力する中、10月16日に行われた福島大の集会に参加しました。
 そして10月21日は国際反戦デー闘争の本番です。この日は全国から学生が集い、昼の法政大学、夕方の国会・霞が関、夜の渋谷の街で、3波にわたる戦争反対のデモを打ちぬきました。
 まず学生の部隊は夕方の集会に備えて事前に集まった労働者の仲間とともに法大の門前に登場、法大当局はこの行動を妨害するために外濠校舎入口を1カ月限定で工事し、1年生の授業では文化連盟を「話し合いに応じない危険団体」と説明、「デモに参加するな」という恫喝を行う暴挙に出てきました。
 法大田中優子体制のエセリベラルぶりも極まったこの有り様は全国学生の怒りの火に油を注ぐだけです。
 昼休みの開始とともに文化連盟委員長の武田雄飛丸君が「今、私たちの過ごしている日常空間こそが最も問われている」と訴え、経済徴兵制の策動や、体制内でリベラルを気取る学者や有識者の実態を暴露、弾圧を打ち破ってキャンパスから声を上げることを訴えました。
 続いてこの間、首都圏で闘いぬいてきた学生が自分のキャンパスでの闘いを報告、全国からの発言には、門前に学生が張りつき興味深そうに耳を傾けます。
 文化連盟書記長の山本一如君が申し入れ書を提出しようとすると当局職員は受け取りを拒否、一度受けとったものを突き返し、地面に投げ捨てるというふざけ切った態度に「どっちが話し合いを拒否しているんだ!」という怒号が飛び交い、その場は騒然。
 ならば総長に直接提出すると法大を包囲するデモに出発しました(写真)。戦争反対を訴える学生の登場に街頭は大注目、沿道の人々にビラがどんどん受けとられていきました。
 デモ後は場所を新橋に移し、SL広場での宣伝活動に注目が集まり、ビラまきの学生と次々と討論が巻き起こります。そして打ち合わせの後には霞が関を席巻するデモに打って出ました。
 夜には代々木公園ケヤキ並木で労働者の部隊と合流、学生とともに、労働者も戦争反対の闘いに立ち上がることを宣言しました。そして、安倍政権の凶暴さは弱さの表れであること、現場の実践から闘えば勝てるということが報告され、意気高く渋谷へのデモに出ました。
 道行く人はデモ隊に大注目、11・2労働者集会をよびかけるタブロイド版が吸い込まれるように受けとられて行きます。最後の団結ガンバローでは、残り10日間の11・2集会への宣伝・扇動戦に全力で取り組むことが確認されました。全国の青年・学生は自分の職場・キャンパスから戦争反対の声を上げよう! 「反戦の砦」三里塚の闘いに学び、守り抜こう! 絶対反対の闘いで、市東さんの農地を守り抜こう!
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