「4万回増便の説明会は必要ない」  住民の追及恐れる小泉成田市長が暴言

週刊『三里塚』02頁(0907号01面04)(2014/11/10)


「4万回増便の説明会は必要ない」
 住民の追及恐れる小泉成田市長が暴言

(写真 小泉一成・成田市長)

 10月7日、芝山町役場で「成田空港圏自治体連絡協議会」が開かれ、ここで国交省の有識者会議が7月8日に発表した「首都圏空港機能強化に関する中間とりまとめ」についての論議が行われた。2020年までの成田空港発着枠の4万回増、暫定滑走路の1000㍍延長、第3滑走路計画などについて初めて地元自治体に対して、説明が行われた。
 その過程で、小泉一成成田市長による許しがたい発言がなされた。成田では来春から発着枠が30万回に拡大される。
 「中間とりまとめ」ではそれをさらに4万回増やして34万回にする方針が出されたが、NAA夏目誠社長は、「住民に対する説明はしない」と言い放っていた。小泉市長はこれを追認し、「30万回の際に合意した事項の見直しは必要ない」として、「住民説明会は必要ない」とNAAを擁護したのだ。
 30万回化の時には数十回にも上る住民説明会が行われ、激しい批判を浴びた。深夜・早朝便の規制緩和の時はさらに強い反発が上がった。
 この上「4万回増の説明」を行えば、各会場で成田市が″火だるま〟になるのは必至だ。NAAはその上運航の24時間化まで急いでいる。住民無視の小泉市長を許すな。
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