全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 北総決起の先頭に立つ 新年の戦闘宣言 全学連三里塚現地行動隊長

週刊『三里塚』02頁(0911号02面01)(2015/01/12)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 北総決起の先頭に立つ
 新年の戦闘宣言
 全学連三里塚現地行動隊長

(写真 市東さんの家の前の畑に植わっている星野さんの木の前で記念撮影する全学連の学生【1月11日】)


 みなさん。明けましておめでとうございます。 昨年の三里塚闘争は、「霞が関に攻め上る」を合言葉に芝公園での3・23全国集会、3度の東京高裁・控訴審闘争を頂点に全力で闘い抜きました。「これ以上ないというくらいがんばった。勝利感を感じている」と市東さんが語るとおり、東京―千葉―成田と100回を超える街宣活動を行い、合計20回を数えた同盟一斉行動を、農作業を放棄することなく連続的な蜂起戦に勝ちきってきました。
 その中で、戦後最大の農地の強制収用との闘いであり、農民の耕す権利をかけた農地裁判での勝利的前進をかちとったことは決定的です。
 市東さんを先頭にした迫力で、一発結審の常習犯である貝阿彌(かいあみ)誠裁判長を打倒、司法改革推進の権力の番犬・小林昭彦裁判長を引きずり出しました。
 さらに、ろくな認否・反論もせず、「原判決のとおり」で押し切ろうとした千葉県・NAAを反論を出さざるをえなくなるところに追い込みました。がっぷり四つに組んだ形となり、これからが本当の力勝負です。3月4日の第4回控訴審闘争に向けた闘いの飛躍が決定的に求められています。

圧倒的な共感が

 しかし、その勝利の展望もわれわれは昨年つかみ取ってきました。街宣活動における圧倒的共感は、7・1閣議決定に対する三里塚闘争の持つ位置の大きさをあらためて教えてくれました。安保国会粉砕の闘いの重要な一角に農地の戦時徴発との闘いがあります。戦争反対の思いを市東農地決戦勝利に結び付けましょう! さらに、周辺住民との結合の中で、市当局に第3滑走路に関する説明会を開かせ、文字通り殺人的な騒音問題・安全問題での怒りは沸点に達しています。24時間化など絶対にありえません。周辺労組回りをさらに強化し、新たな北総決起の先頭に立つ決意です。
 他方で、「第3滑走路実現する会」が遅れて公表した署名数は目標の半分にもとどいていません。さらに、一斉行動と踵(きびす)を接して行われていた右翼の街宣活動は昨年末は行われず、ホームページもなくなっています。
 ねばり強く地域全体に働きかけ、住民との深い結びつきをともにかちとろうではありませんか。敵の支配を破綻させてきた三里塚闘争に勝利することが、沖縄―福島―星野の闘いをつなぎ、全人民に勝利の展望を示す道です。
 そのための最高の方針が実力闘争の原点である成田市栗山公園(旧市営グラウンド)での3・29全国総決起集会です。成田駅からすぐ、市役所の隣という場所に、階級的労働運動と学生運動の大隊列を登場させるためにも1〜3月の蜂起戦をすべてやり抜こうではありませんか。3・4高裁包囲の闘いから3・29全国集会へ。3万人署名を集めよう。

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