川内原発 〝再稼働させぬ〟 鹿児島現地に3000人が結集

週刊『三里塚』02頁(0913号02面05)(2015/02/09)


川内原発 〝再稼働させぬ〟
 鹿児島現地に3000人が結集


 1月25日、ストップ川内原発再稼働! 1・25全国集会が、鹿児島市の天文館公園で開かれた。地元鹿児島・九州、そして全国から結集した3千人の労働者市民には怒りのマグマが渦巻いた。
 集会実行委員会の向原祥隆事務局長は基調提案で「昨年11月、伊藤祐一郎知事は再稼働に同意したが、県民は6割以上反対だ。30㌔圏内の姶良(あいら)市議会は、再稼働反対だけでなく廃炉の決議までしている。私たちは絶対に認めない。闘いはこれからだ」と訴えた。それに応える参加者の拍手が鳴りやまなかった。
 集会では、福島をはじめ全国の原発立地県からの発言が続いた。九州電力、東京電力、安倍首相、そして伊藤鹿児島知事への怒りが会場にあふれた。全参加者が「川内原発再稼働を絶対に止めてやる!」という気迫をみなぎらせ、デモに移った。県外団体を先頭に、のぼり、旗、横断幕、プラカードを掲げた長蛇のデモ隊が市の中心街に繰り出した。NAZEN福岡をはじめとしたNAZENや福岡県労組交流センターなどの隊列が全体を盛り上げた。青年が代わる代わる「川内原発再稼働反対!」「すべての原発いますぐ廃炉!」「安倍政権倒そう!」「福島ふるさと返せ!」とコールを上げながら進んだ。 集会が始まるまでの2時間、NAZEN福岡と全国の仲間、さらに国鉄全国運動・九州、福岡県労組交流センターは宣伝戦を行った。青年、学生がマイクを握り、「再稼働は核武装と新自由主義の延命のためだ!」「原発再稼働の安倍を倒そう!」「戦争と民営化を許すな!」と訴えた。この日の集会は、昨年11月に伊藤知事が再稼働にゴーサインを出して以降、初めての全国集会でだ。この力で川内原発の再稼働を止めよう。フクシマの怒りと結合し、3・11反原発福島行動に総決起しよう!
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