3・29 共闘団体の発言

週刊『三里塚』02頁(0917号02面01)(2015/04/13)


3・29 共闘団体の発言

農地破壊許せぬ
 福島診療所建設委員会  佐藤幸子さん

 三里塚に今日はじめてきた。三里塚は、本当に私にとっても農民として重要な闘いの現場だ。福島にある除染で土が集められたフレコンバック。一番豊かな表土をはがされた畑、田んぼ、山林。中に入っている微生物の命は何十兆と言われる。市東さんの畑がもし取り上げられたらその土にすむ命がコンクリートの下になってしまう。そんなことはできません。

被曝労働拒否貫く
 動労水戸委員長 石井真一さん

 安倍戦争攻撃と闘っているのが三里塚闘争だ。JRは、常磐線の全線開通に向けて安倍政権の言いなり。動労水戸は、4年間闘い抜いてきた被曝労働拒否の闘いを断固闘い抜く。国道6号線、高速道路を通して、今度は常磐線。放射能を出し続けているそばを電車が通りることになる。労働者の被曝、乗客の被曝を絶対に許さない。

労働者の闘いで
 群馬・市東さんの農地を守る会 大塚正之さん

 私たちは、群馬の反原発の闘いをリードし、市東さんの農地を守る闘いを労働者の闘いとしてやり抜いています。JR職場のビラまきや動労連帯高崎の闘いを担い、安倍打倒を真正面から闘います。秋には再び群馬で市東さんを招いて集会を開きますので、よろしくお願いします。

労働組合軸に結成
 市東さんの農地を守る会・茨城 動労水戸書記長 木村郁夫さん

 3月1日に市東さんの会を結成した。労働者・農民が一体になるように活動を開始している。市東さんは敷地内で農業を続けることを人の命を守ることとして、闘っている。労働組合を軸に茨城の多くの人を結集していく。市東さん裁判の結審は国家権力の強権発動です。実力でもって闘うしかない。もっと多くの団結を結集しよう。

「農政改革」と対決
 農民会議 小川浩さん

 農協がTPPに反対する中で、官邸主導で全中解体に全力を挙げてきた。農協を戦争に協力する組織へと再編するもくろみが今回の農政改革だ。農民自身も米価に見られるように生きられない時代になっている。自分たちが生きるか死ぬか、歴史選択が問われている。三里塚がますます輝いている。市東さんの農地を守る闘いを、農民としてやりぬきたい。

農民会議結成へ
 沖縄 宮城栄信さん

 私たち沖縄も5月に全国農民会議を結成することになった。沖縄の農民も市東さんの農地を守るために全力で闘っていきます。辺野古新基地建設強行に対して沖縄現地では、日ごとに怒りが高まっています。沖縄闘争は、三里塚闘争とともに新自由主義攻撃との最前線の闘いです。私たち農民は、労働者とともに、労農連帯を貫いて闘うことで、この社会を変えていくことができます。きたる5・16沖縄集会に全国のみなさん参加を訴えます。

三里塚闘争は希望
 斎藤郁真全学連委員長

 三里塚闘争はこの社会の希望です。原発再稼働・沖縄新基地建設を止める力は、三里塚闘争が貫いてきた絶対反対・実力闘争の中にある。市東さんの農地を守る闘いに未来がある。9年間の法大闘争の成果は、昨年の京大における公安警察の摘発・追放に示された。6・15で国会を包囲し、安倍政権打倒の国際連帯を作り出そう。

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