12・5ソウル デモ禁止攻撃うち破り 第2次民衆総決起に5万

週刊『三里塚』02頁(0933号02面02)(2015/12/14)


12・5ソウル
 デモ禁止攻撃うち破り
 第2次民衆総決起に5万

(写真 パククネ政権打倒へ5万人が決起した12・5民衆総決起闘争【ソウル市庁舎前】)

 民主労総をはじめとする労働者市民が12月5日、「パククネ退陣!」を叫んで第2次民衆総決起を成功させた。 労働者と市民はさまざまな色の仮面をかぶって集会とデモ行進を行い、パククネ政権の野蛮な暴政を糾弾し、 民主労総ゼネストに歩調を合わせてさらに大きな闘争を作ろうと決意した。
 「ペクナムギ農民快癒祈願、殺人鎮圧公安弾圧糾弾!労働改悪阻止!パククネ退陣 民衆総決起」が、 ソウルの市庁舎前で5万人の労働者と市民が結集して行われた。
 民主労総のハンサンギュン委員長が曹渓寺から映像で、 民衆総決起に参加した組合員と市民のさらに大きな闘争を呼びかけた。委員長は「われわれは今日、13万の声を暴力と罵倒する政権、 公安の力で民衆の要求を握りつぶす政権に、私たちの要求を明確に伝えるために、また集まった」と訴えた。続いて現在の公安当局、権力の攻撃に対して「今日、われわれが弾圧を受けても、暴力的な独裁政権には決してわれわれの闘争を止めることができないのだから、 堂々と、毅然と行進しよう」と語気を強めた。
 この集会では、パククネ政権が11・14決起に打撃を受けて「覆面でのデモ禁止法案」を示唆したことに抗議して、大半の参加者が仮面をかぶって参加した。
 午後5時頃に集会を終え、11月14日に放水銃の直撃で倒れ、今も重体がつづく農民ペクナムギさんが入院しているソウル大病院まで都心デモ行進を行った。
 労働者、農民、貧民、市民で構成された「民衆総決起闘争本部」の代表団は宣言文を発表し、12月19日、大規模全国同時多発の「第3次民衆総決起」などの国民行動を展開していくと明らかにするとともに、民主労総を先頭とする労働者は、12月16日にゼネストに突入する方針を明らかにした。
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