全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 韓国ゼネストに続け 16年さらなる飛躍を 全学連三里塚現地行動隊長

週刊『三里塚』02頁(0934号02面07)(2016/01/01)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 韓国ゼネストに続け
 16年さらなる飛躍を
 全学連三里塚現地行動隊長

(写真 檄を飛ばすチェジョンジン民主労総首席副委員長  )

 「大恐慌・世界戦争を世界革命へ!」。労働者階級勝利の歴史的決着をかけた闘いが全世界で火を噴いています。とりわけ東アジアでは、韓国・民主労総の闘いが圧倒し支配階級を恐怖のどん底に叩きこんでいます。
 「労働改悪阻止! 公安弾圧粉砕!」を掲げた4度目の12・16ゼネスト闘争は、「政権の暴圧は、その政権の最後が近づく兆しであり、暗闇は夜明けが近づく直前が最も深い」ことを確信した80万組合員全員が10日に不当逮捕された委員長になりかわって闘われました。現代、起亜、韓国GMの三大自動車労組が7年ぶりにストに突入、金属労組15万人が決起しました。07年と09年の2度三里塚現地を訪れ「不屈の精神を学びに来た。労農連帯の発展を!」と熱烈に訴えたチェジョンジンさん(首席副委員長)はソウルの集会で委員長代行として「これ以上私たちにどんな言葉が必要なのか。今は闘争で、すべての行動で話すときだ」とさらなるゼネストを呼びかけました。
 このことに恐怖したパククネは、18日、ハンサンギュン委員長に対し11・14闘争への「騒擾(そうじょう)罪」を全斗煥軍事独裁に対する仁川抗争以来29年ぶりに適用しました。断じて許すことはできません。
 19日には、全国で第3次民衆総決起大会が文化祭形式で開かれました。警察はソウル光化門広場での「騒擾文化祭」は違法だとして闘争本部関係者への弾圧を決めています。民主労総は22日から臨時国会終了時まで国会前座り込み闘争に突入し、28日に産別労組と労組連盟が、29日には公共運輸労組が、30日には金属労組がスト突入を宣言しています。
 民主労総のストライキは、労働者の社会の主人公としての自覚、団結拡大への欲求を生みだしています。労働組合の闘いこそがあらゆる階層の人びとの怒りを一つに団結させることができることを示しています。
 人間が生きられない現実を変革し戦争を阻む力は労働者の国際的団結です。この資本主義社会を丸ごと転覆することなしに労働者階級は解放されない存在だからこそ、あらゆる人びとのために労働者は闘い、あらゆる人びともまた労働者の解放のために闘うことで勝利できます。委員長逮捕への緊急抗議集会で全国農民会総連盟のキムヨンホ議長は、「私たち農民は死ぬまで民主労総と共に闘う」と宣言しました。
 民主労総の仲間は、「階級戦争は一朝一夕にして起こり得るものではない。英雄的で革命的な活動家たちが見えないところで献身的に闘いを準備する」と訴えています。弾圧に一歩も引かず、支配階級が最も恐れるゼネストを打ち抜くことができる組織性・計画性・戦闘性をもった労働組合を甦らせよう!
 32回、毎月欠かさず行われてきた同盟一斉行動と一体で成田をゼネストの拠点にすべく動労総連合と合同労組の建設に向け、2016年現地行動隊のさらなる飛躍をかちとりたいと思います。ともに闘おう!
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