反対同盟旗開き 朝鮮侵略戦争のための成田軍事空港粉砕! 2016年 安倍政権打倒へ総決起を

週刊『三里塚』02頁(0935号01面01)(2016/01/11)


反対同盟旗開き
 朝鮮侵略戦争のための成田軍事空港粉砕!
 2016年 安倍政権打倒へ総決起を

(写真 三里塚闘争50年目の2016年、「市東さんの農地を守ろう、安倍政権を打倒しよう」とシュプレヒコールを上げる反対同盟【1月10日 成田市】)

(写真 新年の敷地内デモを行い「成田空港廃港」の声をたたきつけた【成田市天神峰】)

農地死守・第3滑走路阻止へ市東さん 「50年の真価示す」

 2016年は年頭から激動している。世界的な株暴落を背景に中東(イラン―サウジの断交)、アジア(北朝鮮の核実験)で戦争的危機が拡大している。とりわけ朝鮮半島では12・28「軍隊慰安婦合意」を引き金に、米日韓軍事同盟が強化され、米帝による核搭載可能爆撃機B52飛来の軍事挑発にまで事態はエスカレートした。この朝鮮侵略戦争情勢と切り結んで反対同盟は1月10日、成田市内で新年団結旗開きを行い、「本年は三里塚50周年、安倍政権打倒の年」と確認するとともに、市東孝雄さんの農地取り上げ粉砕、第3滑走路阻止へ「50年の真価を発揮する」と宣言した。また、沖縄・福島との連帯を強める決意を明らかにした。動労千葉をはじめとする労働者階級との労農連帯、韓国・民主労総をはじめ国際連帯を前進させることを表明した。また、鈴木たつお弁護士を推したてた7月参院選挙の闘いは、三里塚闘争の勝利と一体だ。1・21最高裁署名提出行動、3・27全国集会、7・3三里塚50周年のつどいへ前進しよう。

3・27全国集会の成功かちとれ

 1月10日朝、三里塚闘争50年を迎えた新年冒頭、さらなる飛躍の決意に燃えて反対同盟と支援は東峰神社に結集した。当日は澄み切った快晴、それぞれ和やかにあいさつを交わすとともに、固く血盟を誓い合った。新年デモの後、午後から成田市内の会場で反対同盟主催の団結旗開きを135人の参加で行なった。
 旗開きの司会は、婦人行動隊の宮本麻子さんと木内敦子さん。最初に、反対同盟の2016年闘争宣言を太郎良陽一事務局員が読み上げた。主催者あいさつは市東孝雄さん。市東さんは、静養中のため欠席した北原鉱治事務局長のメッセージを代読した後、「自ら先頭に立って農地取り上げ阻止を闘う」と決意を表明した。そして自ら乾杯の音頭を「2016年三里塚闘争50年の真価を示し、安倍政権打倒に今年力を注ぎたい」との宣言とともに行った。(反対同盟発言要旨別掲)
 しばしの会食が続き、会場は同盟・支援の交流で盛り上がる。宴たけなわになる中、連帯のあいさつが行なわれた。
 最初にあいさつした動労千葉・田中康宏委員長は、国鉄決戦が日本労働運動の再生をかちとり、戦争を阻止していく道であることを明らかにし、「この1年間、いよいよ満を持して動労千葉の闘いを全JRに拡大し、動労総連合を全国に作り出す」と決意を表明した。 葉山岳夫弁護団事務局長は、「最高裁大谷剛彦裁判長は、上告棄却を数カ月以内に出すこともあり得る。違憲の強制収用を認めることは、憲法を踏みにじることだ」と弾劾し、署名提出行動の重要性を提起した。
 市東さんの農地取り上げに反対する会は、千葉から柏市議の内田博紀さんがあいさつ。群馬守る会から大塚正之さんが「市東さんの闘いが闘う労組を作った」、茨城守る会から小竹運輸労組・野澤英人副委員長が「身体を張って闘う」と決意が表明された。

労農連帯が前進

 支援党派の発言では、革共同の鎌田雅志同志から2016年三里塚闘争への決意とともに世界戦争情勢の切迫の下、世界革命に挑戦する決意が表明された。国鉄決戦として動労総連合建設をやりぬき朝鮮侵略戦争を阻止することを訴え、とりわけ、本年の最大の闘いが鈴木たつおさんを押し立てた夏の参院選挙であることを鮮明にさせた。
 共闘団体のあいさつに移り、各団体から三里塚連帯とそれぞれの闘いが報告された。動労水戸・辻川慎一副委員長は、新年冒頭の1月4日にライフサイクル阻止の第2波ストに決起したことを報告し、ゼネストで闘うと発言。星野再審連絡会議の星野暁子さんは、徳島刑務所の年賀状差し止め処分を弾劾し、42年を迎えた星野同志の1日も早い奪還を訴えた。
 都政を革新する会の長谷川英憲さんは、革命的選挙闘争は初めから反対同盟との労農連帯で闘われたことを指摘し、7月参院選で1千万人民の怒りと結合しようと呼びかけた。全国農民会議の小川浩共同代表は、「今年は農民にとって正念場。TPPで日本農業は壊滅する。市東さんの農地取り上げは日本農民の生死にかかわる」と安倍を打倒して農業を守るとアピールした。この他、婦人民主クラブ全国協代表の三浦正子さん、全国水平同盟杉並支部の狩野正幸書記長などのあいさつを受けた。学生団体からは、斎藤郁真全学連委員長が全国に学生自治会を建設し、全国反戦ストの実現を宣言すると同時に、7月にダブル選挙となった場合には自ら立候補する決意を表明した。
 2016年三里塚反対同盟からの決意とまとめを萩原富夫事務局員が「安倍打倒で、真っ向から対決して闘う」と表明して、3・27全国集会と7・3三里塚闘争50周年のつどい(東京・すみだ産業会館)への結集を呼びかけた。最後に、伊藤信晴事務局員の団結がんばろうで意気高く旗開きは締められた。市東さん農地取り上げ反対5万人署名を集めきり、労農連帯を強固にして、戦争のための第3滑走路建設策動を粉砕しよう。国鉄決戦と参院選の勝利で安倍を打倒し、三里塚闘争の勝利へ。

このエントリーをはてなブックマークに追加