羽田 頭上飛行反対デモ 品川区住民が立ち上がる

週刊『三里塚』02頁(0940号02面07)(2016/03/28)


羽田 頭上飛行反対デモ
 品川区住民が立ち上がる


 3月20日、羽田空港の増便によって強行される陸上飛行ルートの設置に反対する東京都住民が品川区でパレードを行った。国土交通省の「首都圏空港機能強化検討小委員会」は2014年6月の報告書で、「オリンピックおよび2030年には首都圏の空港容量が不足する」というデタラメな予測に基づいて、「成田と羽田合わせて年間23万回の増便が必要」と打ち出した。
 これによって成田での第3滑走路策動とともに、羽田での増便および第5滑走路構想を打ち出し、今まで回避してきた都心上空の飛行ルート案を具体化させてきた。
 すでに国交省は品川区、港区住民らへの説明会を始めている。これに対して、昨年6月の品川定例区議会には5つの地区からの反対の請願が出され、3月15日には港区議会で「丁寧な説明を求める意見書」を採択した。パレードを主催した「羽田増便による低空飛行ルートに反対する品川区民の会」の秋田操代表は「家屋の上を飛ぶのは容認できない」と語る。都心上空飛行に反対する住民と連帯しよう。
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