5・14~16沖縄闘争 民主労総と連帯 ゼネストで全基地撤去!

週刊『三里塚』02頁(0944号02面04)(2016/05/23)


5・14~16沖縄闘争
 民主労総と連帯
 ゼネストで全基地撤去!


 「復帰」44年目の5・15沖縄闘争は、韓国・民主労総の仲間と固く連帯し、沖縄全島ゼネストへの総決起に向けた突破口をひらいた。
 14日、沖縄県庁前広場に集まった250名の仲間は労組旗・学生自治会旗を林立させ、国際通りを席巻するデモを行った。沖縄大学で闘う全学連A君への不当逮捕を徹底的に弾劾し、青年・学生を先頭に意気高く「非正規職撤廃! 基地撤去! 安保粉砕!」を訴えたデモに沿道から多くの声援が寄せられた。デモ後の沖縄青年会館での沖縄集会では、切迫する朝鮮侵略戦争と対決し、「非正規職撤廃!基地撤去!」を実現する沖縄全島ゼネストに向けた国境を越えた団結が築かれた。(写真
 IJBS労組の富田晋委員長は基調提起で「沖縄闘争は歴史的な段階へと突入した。獲得すべきは全世界だ」と宣言。安倍政権による改悪労働者派遣法、昨年12月に日米間で締結された新特別協定で基地労働者の総非正規職化攻撃が始まったことを明らかにし、「基地労働者が動くとき日米安保は粉砕される」、「私たちは小規模な職場でも数十人の『ゼネスト指導部』を作り出せることを証明した」、「ゼネストを実現する力は職場と社会の怒りに依拠し、それを体現する拠点労組と闘う指導部の確立、団結の拡大にある」と熱烈に訴えた。
 連帯のあいさつを、百万人署名運動の川添順一事務局員、「星野文昭さんを取り戻そう!」全国再審連絡会議の星野暁子さん、福島診療所建設委員会の渡辺馨さん、ふくしま共同診療所の馬場玲子さん、福島労組交流センターの山本進さんが行った。動労千葉の繁沢敬一副委員長は、6・5国鉄集会への結集を呼びかけた。決意表明を、婦民全国協の和田邦子さん、沖大自治会の赤嶺知晃委員長、全学連の坂野陽平書記長、元基地労働者の水島満久さん、IJBS労組の仲宗根光洋書記長、国鉄闘争全国運動・沖縄呼びかけ人の金城幸男さんらが行った。
 集会の最後に、那覇空港で不当にも3時間も足止めされた民主労総ソウル本部のチャンソクジュ首席副本部長とパクチャンスン政治委員長が満場の拍手に迎えられ登壇。米オバマ大統領の広島訪問を弾劾し、「侵略戦争はもちろん、すべての戦争に反対し、核兵器のない世の中を熱望し、そのために一生懸命闘争します」との訴えは会場を一つにした。
 15日、那覇新都心公園で行われた県民大会では、全国労組交流センター、全学連、星野再審連絡会議、福島診療所建設委員会の仲間と共に、全国農民会議が市東さんの農地をめぐる最高裁勝利5万人署名を集め、多くの県民と交流・結合した。集会後、沖縄県労組交流センターの呼びかけで、民主労総の2人を先頭に牧志公園まで力強くデモを行った。
 16日は、IJBS社前に全国の労組、団体が結集、民主労総の仲間も出勤する労働者にアピールを行った。同日、全学連は沖縄大学学生自治会が呼びかける沖大集会とデモを打ち抜いた。大学当局が全学休校として運動会を強行したにも拘わらず、新たな沖大生が決起した。うなだれる弾圧職員を前に、学生自治会選挙勝利へ号砲が鳴らされた。

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