団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0946号01面05)(2016/06/27)


団結街道


 舛添東京都知事と言えば、忘れられない発言がある。就任からしばらくした頃の記者会見で、こう述べた。「この20年間日本がダメだったのは、いろんな産業のハブ機能を海外に持って行かれたこと。だから2020年に向けて、羽田と成田をどうするかだ」「(東京を)世界一の都市にするのに、足を引っ張っているのが〝空港〟です」▼成田の第3滑走路が初めてマスコミで大々的に報じられたのも、ちょうどこの時期だ。安倍と一体で、オリンピックを口実にした軍事空港化の攻撃を担っていた許しがたい人物だ。その舛添をついに打倒した。思えば2年前の都知事選の時から、舛添のおごりと腐敗は周知のことだった。なのに自公とともに推薦したのが連合であり、「誰もが元気になれるオリンピックに」なる公約で、金権腐敗政治にフタをしたのが共産党だ▼舛添を打倒した力は、腐敗した政治を許さない多くの労働者人民の怒りだ。辞任当日、さまざまな怒りの声が報道された。だが、翌日はどうだ。マスコミも既成政党も、「次の都知事は誰か」の茶番劇でお茶を濁している▼だが、都民の怒りはますます燃え盛っている。街頭で、職場で、地域で直接声を聞いている。「次のクリーンな誰か」が政治を変えてくれる訳じゃない。変えるのは私たち自身だ。7・3集会の成功と参院選決戦の勝利で、次は安倍打倒に突き進もう。
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