8月末〜9月初 第3滑走路「4者協」許すな 騒音下住民と共に反撃を

週刊『三里塚』02頁(0949号01面03)(2016/08/08)


8月末〜9月初 第3滑走路「4者協」許すな
 騒音下住民と共に反撃を

(写真 第3滑走路建設で図のように広大な区域が騒音にさらされることになる)

 第3滑走路建設を推進する攻撃が強まっている。本紙既報のとおり、芝山町長の相川勝重は、白桝部落での住民説明会で「8月末から9月初め」の第4回4者協議会の開催を明言した。
 地元利権団体や自治体、議会から焦りにかられた「第3滑走路推進要求」がくり返されている。千葉県経営者協会は7月26日、千葉県幹部との懇談会を開き「①第3滑走路の建設、②B滑走路の北延伸、③運用時間の延長」を求める要望書を森田健作千葉県知事に提出した。
 また空港周辺市町議会は7月28日、第3滑走路推進向けた決議書を夏目誠NAA社長に手渡した。会長の桜井優好・富里議会議長は「第3滑走路を完成させ、NAAとともに地域の活性化に取り組みたい」などと、決議書の意図を露骨に語った。
 これらと一体で読売新聞、千葉日報などが、「空港建設計画50周年」を口実とした特集企画で露骨な「空港機能強化」キャンペーンを行っている。千葉日報は、7月31日〜8月1日、「成田、閣議決定から50年」と題する企画を掲載、「新滑走路建設の議論進行」と、熱田派元事務局長・石毛博道らの画策を紹介し、「地域は今や空港なしには発展できない」「住民への早めの情報提供が大切だ」との言葉を引用、第3滑走路の旗振り役をかって出ている。これらの動きは成田空港周辺の自治体、利権団体に対して、「第3滑走路建設を進めたければ、住民の反対の声を抑えろ」と要求するものでもある。
 一方、羽田空港をめぐって、都心上空ルートの導入にむけた動きも、成田で利権をむさぼる者たちの危機感をかりたてている。国土交通省は7月28日、「第4回首都圏空港機能強化の具体化に向けた協議会」を開催し、都心上空を飛ばす新ルートについて関係自治体に「承認」させた。
 「承認」とは言っても、荒川区長だけの「承認」をもって全体の「承認」に代えるデタラメなやり方だ。品川区、大田区、江東区、江戸川区などで住民の決起が起きている。渋谷区上空ですら、東京タワーより低い300㍍の至近を飛行するという。これから住民と国交省の激突は必至だ。
 成田の例も出され、「騒音だけではない。落下物の危険も深刻だ」と住民の怒りは高まる一方だ。反対同盟と支援はこうして立ち上がる東京都住民との連帯を追求していく方針だ。
 4回目の「4者協議会」開催がいよいよ、重大な攻防点となっている。NAAはこの協議の場で、第3滑走路位置決定について、芝山案を採用しようとしている。
 これに対して、反対同盟は、「4者協議会開催を阻止せよ」と訴えて、空港周辺騒音下住民、第3滑走路想定地周囲の住民や成田駅頭を行き交う労農学に働きかけを強めている。
 2013年以来、3年3カ月になろうとする周辺一斉行動は、着実に成果を上げている。直接第3滑走路推進に憤りの声をあげる人が増える一方、成田市公津の杜で開かれた「福島菊次郎三里塚写真展」にも周辺住民が多数訪れた。
 さらに、「第3滑走路は必要ない」「需要50万回はNAAのデマだ」「真の狙いは朝鮮半島有事の勃発をにらんだ軍事使用=戦争だ」という訴えが浸透しつつある。4回目の「4者協議会」は第3滑走路建設をめぐる重大な結節環となっている。全力で「4者協議会」阻止へ闘おう。
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