団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0949号01面07)(2016/08/08)


団結街道


 小欄は572文字。まとめるのは苦労するが、余計なものはそぎ落とされる。インターネット上のツイッターは140文字。時に凝縮された本質を表す。都知事選で当選した小池百合子が2010年につぶやいていた▼「テレビ朝日の情報番組『スーパーモーニング』の感想=普天間問題でキャスターが『辺野古では流血騒ぎになる』と発言。座り込みの1列目は沖縄のおじい、おばあの皆さんだが、2列目からは『県外』からの活動家がずらり。カヌーを操り、環境アセスのやぐらに登るのもプロ。この実情が報じられることは、ほぼ、ない。三里塚と同じ図式」と▼小池が言いたいのは、沖縄も三里塚も地元民の意思からかけ離れた一部プロ活動家の運動で浮き上がっているということだ。では参院選で島尻安伊子はなぜ負けたのか。三里塚は国を相手に50年(!)もなぜ闘い続けてこられたのか▼小池の心の底にあるのは沖縄、三里塚の闘いに対する憎悪。そして闘いの広がり・連帯に対する恐怖である▼小池は、極右団体「日本会議」の国会議員懇談会副会長であり、改憲・戦争に突き進む極右・超反動である。こうした小池のおぞましい正体を批判せず、「翼賛勢力」と化した野党共闘こそ、小池を押し上げる役割を果たしたのだ▼小池の都知事就任は、新たな階級的激突をもたらす。都労連の戦闘的再生で小池・安倍を打倒しよう。
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