第3滑走路 成田市説明会で情宣 強制移転、騒音地獄許すな

週刊『三里塚』02頁(0955号02面04)(2016/11/14)


第3滑走路
 成田市説明会で情宣
 強制移転、騒音地獄許すな

(写真 支援連は成田市下総の説明会場入り口で情宣行動を行った【10月28日】)

 10月28日、三里塚闘争支援連絡会議(支援連)は、成田市下総公民館で行われた成田空港騒音対策地域連絡協議会向けの第3滑走路説明会に対して、宣伝カーと「反対同盟ニュース(号外)」配布による情宣活動を行った。
 横芝光町、多古町、芝山町に続いて、成田市側では初めての説明会だ。支援連の仲間が宣伝カーを会場入り口に乗り付け大音量で説明会を弾劾した。「2013年に深夜・早朝便を延長した時にNAAは何と言っていたか。『なし崩しに深夜便を延長するようなことはしません』と言っていた。わずか3年で、さらに3時間も延長するなど、断じて認められない」「空港間競争より、住民の生活、健康の方が大事だ」「住民の皆さんともに声を上げましょう」
 「同盟ニュース(号外)」では、すでに開催された説明会で噴出する住民の怒りを紹介した。
 すると、あらかじめ配備されていた成田警察署の警備課長が先頭で、情宣を妨害しに来た。「通行のじゃまだ」「危ないから脇に寄って」などとおためごかしを言い、「同盟ニュース」配布を妨害する。
 支援連はこれをはねのけて、入場する車1台1台に対して、「反対同盟です」「200戸を強制移転させ、2千戸を新たに騒音地獄にたたき込む第3滑走路に反対しましょう」と呼びかけると大半が停車して「ニュース」を受け取っていった。支援連は翌29日、成田市久住公民館で行われた説明会でも訴えを行った。
 これとは別に同日、山武市で行われた説明会でも激しい弾劾の声が突き付けられた。「睡眠時間は人生の3分の1を占める最も大事な時間。それを削り取られることを自分たちの知らない所で勝手に決められるなど冗談じゃない」「絶対反対だ」などの追及が行われた。
 11月以降も反対同盟は、周辺一斉行動などをはじめ情宣行動を強める計画だ。
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