ピンスポット 投稿 「農業こそ自分の生き方」と市東さん 農地死守決意新た 「市東さんの会」シンポに参加して

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週刊『三里塚』02頁(0956号01面04)(2016/11/28)


ピンスポット
 投稿 「農業こそ自分の生き方」と市東さん
 農地死守決意新た
 「市東さんの会」シンポに参加して


 11月20日、東京・千駄ケ谷区民会館で「市東さんの農地取り上げに反対する会」のシンポに参加した(写真)。「百年を耕す めげるヒマなし!─三里塚・市東さんの農地闘争─」と題し、市東さんへのインタビューがメインだ。基調報告は事務局の小川正治さん。「今日の集まりは、市東さんの決意をみんなで確認し市東さんと一丸となって闘っていく新たな出発点」と提起した。 「上告棄却の不当を訴え、農地闘争10年の原点を聞く」と題して1時間にわたったインタビューは、強制執行との闘いという状況ながら、ユーモアに富んだ市東さんの受け答えに、集会などでは分らない市東さんの人柄が浮き彫りになり会場は笑いに包まれた。「資本家が言う公共性=空港建設はまっぴらです。自分の生き方の中には、農地しかない」と市東さん。空港会社への怒りと闘いへの不動の確信に心を打たれた。
 沖縄からの特別報告、弁護団の決意を受け、「私達も大地にどっしりと足をつけ、100年先を見据えて闘いましょう」とまとめの提起。農地闘争の大義を実感し、ともに強制執行阻止に臨もうと気持ちを新たにした。
(神部俊夫)

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