「有志の会」弾劾を 第3滑走路推進を陳情

週刊『三里塚』02頁(0956号02面08)(2016/11/28)


「有志の会」弾劾を
 第3滑走路推進を陳情


 元反対同盟・石毛博道が事務局長を務める「成田第3滑走路実現を目指す有志の会」(会長・山崎和敏多古町商工会長)は、第3滑走路計画の推進にむけ、空港圏のアクセス改善などを求めた要望書を11月7日、NAAに提出した。これは、周辺各地での説明会で噴出する住民の怒りを恐れて、何とか「賛成住民の側の運動」を強調して見せるための苦しい陳情でしかない。破綻は必至だ。
 事実、11月17日の新聞インタビューに出た成田、芝山、多古、横芝光の4首長は「深夜・早朝便の延長では住民の理解を得られていない」(小泉成田市長)、「深夜便の延長は影響が大きすぎ、住民の反発が強い。町として賛成するわけにはいかない」(佐藤横芝光町町長)などと異口同音に追いつめられた心情を吐露している。何度も煮え湯を飲まされてきた住民の間からは「今度と言う今度は徹底的に反対してやる」との意気込みが伝わってくる。騒音下住民の健康と生活を犠牲に空港利権をむさぼろうとする「有志の会」を徹底弾劾しよう。
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