2・12国鉄集会へ 3月ダイヤ改定阻止を

週刊『三里塚』02頁(0960号02面01)(2017/01/23)


2・12国鉄集会へ
 3月ダイヤ改定阻止を

(写真 CTS本社前で抗議行動に立つ動労千葉組合員 【昨年4月20日】)


 日本においてゼネスト情勢をこじ開けるものこそ国鉄決戦と三里塚決戦だ。動労千葉・動労水戸が労農連帯を貫き反対同盟とともに闘ってきたことが今、民営化・外注化・非正規化を推し進める新自由主義を打ち倒す根底的な力となっている。 2・12国鉄集会に結集し、日本階級闘争の大攻勢の突破口を切り開こう。3・4JRダイヤ改定阻止・春闘ストライキに立ち、三里塚・市東さんの農地死守決戦を闘おう。
 今国会の安倍政権の最大課題は、労働法制改悪=「働き方改革」だ。8時間労働制、雇用条件など戦後労働法制を根幹から解体し、労働者の団結を最後的に一掃しようとするものだ。労働者のこれまでの権利・労働条件などが解体されるだけに止まらず、その家族、農民・小経営者すべての階級・階層に対する決定的な攻撃である。この攻撃との闘いの行方は、一片の法律や国会で決まることではない。これを決するのは、労働現場そのものでの攻防である。その最大の焦点が安倍の進める「働き方改革」を先頭で進めているJRだ。3月ダイヤ改定でJRは、あらゆる鉄道業務をバラバラに分割し分社化し、労働者に転籍を強いようとしている。これはこれまでの外注化----強制出向攻撃を上回る、労働者の転籍・非正規職化の第2の分割・民営化攻撃だ。
 しかし、JRに勝算があるわけではない。利益を優先し、技術の継承も分断し、労働者の労働を軽視することは、安全を崩壊させ、大事故を不可避とする。ローカル線の切り捨ては、地方・農村の破壊であり、国家的リストラに対する巨大な反乱を引き起こす。動労千葉は15年6月30日の最高裁決定で、JR不採用基準の策定が国家による不当労働行為だったことを確定させている。1047名解雇撤回・現職復帰を求める闘いに、JRは追い詰められている。
 この闘いの前進によって、「民営化は悪」を社会の声にすることはできる。韓国民主労総は、鉄道労組の23日間のストライキで、「民営化は悪だ。人間を競争にたたき込むな」と社会に訴え、世論を獲得した。パククネ打倒ののべ1千万人の決起は、これを土台にしてつくり出されている。
 日本でもこれを実現できる。新自由主義の民営化・外注化・競争原理によって貧困と格差、社会の崩壊が進み、労働者人民の怒りは、抑えることができないところに至っている。国鉄決戦が、18年大量解雇攻撃にさらされる2千万労働者の怒りを代表し、ゼネストを切り開いた時、1千万決起は可能だ。動労千葉の17年間の外注化阻止闘争と30年におよぶ1047名解雇撤回闘争は、こうした怒りの結集軸だ。労働組合の団結した闘いで命と安全、人間性と誇りを取り戻し、ゼネストを準備して、新自由主義を粉砕しよう。動労総連合の外注化阻止闘争で、闘う労働組合を復権させ、ゼネスト情勢を切り開き、市東さん農地決戦に勝利しよう。2月12日、国鉄集会に集まろう。

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「国鉄分割・民営化で不当解雇から30年/2・12国鉄集会」
 2月12日(日)午後6時
 墨田産業会館8階サンライズホール
  (東京都墨田区江東橋3―9―10 JR錦糸町駅前の丸井錦糸町店8階)
 主催/国鉄闘争全国運動

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